ついに12の寒さや暗さを感じられる毎日です。気ぜわしくイベントも多い月ですが、いつもの落ち着いた自分を思い出し、自分らしい行動を選択して、良い1年の締めくくりとしていきたいですね。
紅葉もそろそろ終わり、暦の上では今週の「小雪(しょうせつ)」から、本格的な冬の到来が目に見えてわかる「大雪(たいせつ)」に入っていきます。
12月は、親しい人や仲間と美味しい食卓のシーンも増えることでしょう。お取り寄せを家で楽しむのも良いですね。今月も冬のこの季節ならではの美味しい旬の食材をみていきましょう。
12月の旬食材
〇野菜
旬野菜をたっぷりいただけるお鍋やおでん、スープが美味しい季節になってきました。この季節ならではの、ちぢみホウレンソウや春菊などをしゃぶしゃぶにしていただくのも良いですね。
エリンギ、マッシュルーム、しいたけ、くわい、ゴボウ、さつまいも、だいこん、かぶ、ながいも、ゆりね、れんこん、さといも、かぼちゃ、カリフラワー、ブロッコリー、長ネギ、にんじん、芽キャベツ、キャベツ、水菜、小松菜、春菊、せり、セロリ、青梗菜、野沢菜、白菜、ルッコラ、レタス、あずき、こんにゃく、そば
〇果物
りんごや柑橘類の美味しい季節です。お好みの種類を探して食べ比べするのも一興です。
シークワーサー(熟)、みかん、ゆず、りんご、レモン
〇魚介類
新海苔もでてきました。魚は、脂がのってこの季節ならではの味わいです。
たらこやカラスミも美味な季節ですね。
あんこう、いなだ、うなぎ、かます、きんき、きんめだい、こはだ、さば、さわら、ししゃも、たら、にしん、はたはた、ひらめ、ふぐ、ブリ、ほうぼう、ぼら、あかがい、イイダコ、ヤリイカ、いせえび、かき、タラバがに、毛ガニ、たらこ、のり
参照
旬の食材カレンダー
冬の野菜
コロナ禍で急発展、ひとり鍋・ここ(個々)鍋の世界!
お鍋の季節になりました。簡単であったかで、みんなで旬の素材を味わえる冬の定番メニューです。
感染予防ということもあり、街中の飲食店でも、ひとり鍋が楽しめるお店が注目をあびてきています。ひとりでもお鍋でこだわりの食材を楽しめるのは素敵ですね。
もともと旅館や高級料理店では、おのおの鍋に固形燃料に火をつけ、煮えるのを待ちながら楽しむスタイルはおなじみでした。
市販のひとり鍋用のスープも、ビスクやサムゲタンから豆乳やごま坦々など、日本の味から洋風、エスニックの味まで様々な味が登場しています!
コンビニエンスストアでは、食べきりサイズのお鍋も販売されており、フェアなどで種類が多いお店もあるようで、ひとり鍋の世界は奥深そうです。
家族でも、おのおのがその日の気分やお好みの味のお鍋を食べたり、味比べをしたりといろいろな楽しみ方ができそうです。お歳暮やお取り寄せにお鍋のセットもいろいろあるようで良いですね。
辛いのが苦手な子どもと辛いものが食べたい大人でもひとり鍋ならOK
「今ここ」で心と体と世界とのつながりを満たしてくれるお鍋の世界
いただくお鍋の素材をしっかり確かめ、色や形が変化して行くのを眺め、ぐつぐつ煮える音を聞き、良い香りがしてくる、これらをゆったりとした出来上がりまでの時間を味わいいただくのは、とても優雅な時間です。
家族でもひとりでも、味わい深くマインドフルな時間ともいえます。
旅館のように固形燃料で楽しむアイテムも販売されています。カセットコンロや固形燃料の火がゆらぐのを楽しむのも良いですね。
食べるお鍋の具材が、全国どこからやってきたのか思いを馳せると、生産者の手間や食べ物が育ってきた時間の経過を想像し、ありがたさを感じるかもしれません。具材を支え包むお鍋にも思いを馳せてみましょう。お鍋の種類や形、素材も、丸やスクエア、土鍋から鉄鍋まで様々です。家族代々使ってきた土鍋かもしれませんし、自分がいろんな願いをこめて、あれこれ見比べてようやく購入したお鍋かもしれませんね。
年末まで忙しくあわただしく、自分とのつながりが薄れやすい季節です。食事の時間だけでも、意識して、本日の体の状態やおなかのすき具合、目の前の素材が口の中に入るとどのように変化していくか、心と体が喜んでいる食材や味は何かなど観察して気づいていきましょう。
みんなでこの1年間毎日毎日を頑張ってきた、そんな自分に労いの気持ちがむけられる12月となりますよう、今月も健やかにお過ごしください。
キャンドルのように揺れる火