株式会社Housmart(東京都中央区)は、このほど「東京23区 人気公立小学校区ランキング2022」と「中古マンション値上がり学区ランキング」を発表しました。その結果、東京23区の人気公立小学校区ランキングは「文京区立誠之小学校区」が1位に選ばれました。他方で、中古マンション値上がり学区ランキングでは、値上がり率が38.46%だった「江東区立第二辰巳小学校区」が1位に選ばれたそうです。
同社が運営するアプリ『カウル』の学区から中古マンションを検索する機能から、物件の購入希望条件として設定された学区データをもとにランキング化した「東京23区 人気公立小学校区ランキング2022」では、1位「文京区立誠之小学校区」、2位「文京区立窪町小学校区」、3位「文京区立昭和小学校区」、4位「文京区立千駄木小学校区」と、高い進学率を誇る文京区にある名門公立小学校、通称「3S1K」と言われる4校が上位を占める結果となりました。
5位以下では、5位「千代田区立番町小学校区」、6位「港区立白金小学校区」、7位「千代田区立麹町小学校区」、8位「目黒区立東山小学校区」、9位「品川区立第三日野小学校区」、10位「港区立青南小学校区」といった校区が続き、5位以降も人気の高い名門公立小学校がランクイン。また、国立・私立中学校への進学率1位の文京区が、TOP20内に7学区ランクインしていたそうです。
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続いて、各学区内の中古マンションごとの価格を集計し、2022年11月1日時点の価格と、3年前の2019年11月1日の価格を比較した東京23区公立小学校区別の中古マンション資産推移データをもとに同アプリが独自に算出した「東京23区公立小学校区 中古マンション値上がり学区ランキング」をみると、中古マンションは3年前との比較で、全体的に値上がり傾向にある中、最も値上がりした学区は総戸数3326戸の都営住宅団地建て替え工事が行われているエリアで、再開発が進んでいる「江東区立第二辰巳小学校区」が、値上がり率38.46%で1位でした。
以下、2位「世田谷区立東深沢小学校区」(35.77%)、3位「練馬区立富士見台小学校区」(35.23%)、4位「葛飾区立宝木塚小学校区」(35.12%)、5位「足立区立北三谷小学校区」(35.05%)、6位「江東区立枝川小学校区」(34.91%)、7位「世田谷区立若林小学校区」(33.40%)、8位「墨田区立中和小学校区」(33.28%)、9位「世田谷区立深沢小学校区」(32.70%)、10位「板橋区立志村第一小学校区」(32.69%)と続き、再開発が進むエリアや、東京23区のなかでも手頃な価格帯で中古マンションを購入することができるエリアの物件価格上昇が顕著に見られたといいます。