有給休暇…「承認されなかった経験がある」人は約2割 却下の理由は「人員不足」がトップに

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みなさんは有給休暇を承認されなかった経験はありますか。全国の20~50代の男女2401人に有給取得について調査をしたところ、2割近い人が「有給休暇を承認されなかった経験がある」と回答しました。また、有給休暇を承認されなかった理由については、「人員不足だから」が最も多かったそうです。

東晶貿易株式会社(東京都港区)が運営する『転職サイト比較plus』が、「有給取得に関するアンケ―ト」と題して2022年10月に実施した調査です。

はじめに、「有給休暇を取得するにあたって、会社側から理由を求められましたか」と聞いたところ、「求められた」と回答した人は42.4%、「求められなかった」と回答した人は57.6%でした。

次に、「有給休暇を承認されなかった経験はありますか」と聞いたところ、18.2%の人が「承認されなかった経験がある」と回答。

調査結果について同サイトは「有給休暇は本来、労働者の権利ですので、企業側が承認するのが基本です。万が一企業側の都合で有給を取得させられない場合には、後程振替を用意する必要があります」と説明しています。

また、有給休暇を非承認された経験のある人に、「有給休暇を却下された理由」を聞いたところ、「人員不足だから」がダントツで最多だったほか、「同じ日に複数人で取得できないから」や「特定の曜日に有給を取得できないから」といった回答が挙げられ、企業の人材不足が有給休暇の承認に影響をおよぼしていることがうかがえたといいます。

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調査を実施した同サイトは「有給休暇は条件を満たした労働者の権利ですから、特別な理由や取得に制限がかかることは原則としてありません。しかし人員不足などから有給を却下されるケースも、多数見られます。万一拒否された場合は、代替日等がないか、しっかりと交渉してみましょう」と述べています。

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