「ママってお金持ち?」クレカを日常使いする母親に小3がびっくり発言 魔法のカードと誤解させないためにすべきこと

長岡 杏果 長岡 杏果

買い物の際に、いわゆる現金払いではなく、キャッシュレス決済をする人が近年増えてきています。クレジットカード・デビットカード・スマホ決済・交通系ICカードなどその種類はさまざまです。

夫と、小学3年生の子どもと暮らすTさん(30代・東京都在住)は、普段の買い物の際からクレジットカードを使用することが多いといいます。その理由はポイントがついたり何かとお得な特典があるから。夫婦共働きの忙しい毎日ですが、値上げラッシュの中で「少しでもお得に買い物をしたい」と、子どもと一緒に出かけたときもクレジットカードを使っています。その様子を、Tさんの子どもは不思議そうに見ることが増えていました。

ある日、買い物に出かけ、いつものようにクレジットカードで支払いをしていたときでした。Tさんの子どもに「そのカードにはお金はいくら入ってるの?無限に入ってるの?…ママ、めちゃくちゃお金持ちじゃない?」と言われたそうです。

大人はもちろんクレジットカードの仕組みを知った上で使用していますが、子どもにとってはカードを機械に差すと支払いが終わるという認識しかなかったようです。

「そのカードにお金は無限に入ってるの?」という突然すぎる質問と、混み合うレジでの会計中だったため、Tさんはすぐに答えることができなかったそうです。何よりそんな質問をされるとは思ってもいなかったので、言葉に詰まってしまったといいます。

その日の夜、夫と話し合ったTさん。子どもにクレジットカードのことをどのように説明をすればよいのか、お金のことについてどのように伝えればいいのか考えました。

後日子どもには、クレジットカードの支払いの仕組みを図にして、「使った分は、ママの銀行に預けている貯金から引き算されるんだよ」と子どもにも分かるように伝えたそうです。そしてクレジットカードは現金同様とても大切に使わないといけないもので、「使いすぎてしまうとお金がすぐなくなってしまう」ということも伝えました。

しっかりとした金銭感覚を身につかせるために

いろいろな場所で、子どもが「クレジットカードを差したい!」「ピッてやりたい!」などと言い、カードやスマートフォンを子どもに渡して支払いをさせている家族を見かけることがあります。

Tさんは「キャッシュレスでの支払いは、お金が減る感覚を掴むのが難しいので、子どもには支払いの仕組みを教えるとともに、お小遣い帳をつけるなどしっかりとした金銭感覚を身に付けさせることも必要なのかもしれない」と話してくれました。

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