プレーリードッグの「くっつき虫取ってほしい」とお願いする表情が可愛いと話題 「あぁ、くっつき虫になりたい」

渡辺 陽 渡辺 陽

秋は雑草の種、いわゆる“くっつき虫”が出没する季節で、犬の散歩をする人には悩ましい季節でもあります。一度付いたらなかなか取れず、取り除いても粘り気が残るやっかいな種。プレーリードッグのブイちゃんもお散歩中種だらけになって一度は取ってもらったのですが、その後…。

飼い主のYukiyng(@Yukiyng2)さんは、「くっつき虫を取ってほしいと寄ってきたのですが、細かいのに粘着力がすごすぎて下僕はギブアップしました」とツイート。なんとブイちゃんは、「気持ち悪いから取って」とまるで言いにきたかのように寄って来たのです。

種まるけでも可愛いブイちゃんに、
「ブイさんセサミブレッドみたいになってる」
「ノミ取り櫛でといてあげるとすぐ取れますよ」
「ぁあぁあブイちゃん…!くっつき虫になりたい」
などのリプライがたくさん寄せられ大にぎわい、「いいね」は18万件にもなりました。

飼い主さんにお話を聞きました。

ーーブイちゃん、雑草の茂みで弾けていたのでしょうか。

「緑の多い自然豊かな公園なのですが、雑草が生い茂っている中に潜り込んでしまいました」

ーーちょうどタネがいっぱい着くくらいの身長なのでは。

「歩いている時は背中の上が地面から15cmくらいで、立ち上がると頭のてっぺんまで25cmになります。ちょうど500mlのペットボトルよりひとまわり大きい体格になります。茂みに入ると周囲の草を踏み倒して歩くので、普段から植物の種がたくさんついてしまうことがあります」

ーーくっつき虫にもいろいろありますが、どんな種ですか。

「くっついたのはイネ科のケチヂミザサの種だったので、トゲはなくネバネバした粘液のようなものでくっついていました」

ーー取ってあげたのですか。

「顔周りについている種が視界に入って不快そうだったので、手でつまんで取ってあげました。でも、せっかく取れたのにまた雑草の中に入って行って再び種だらけになっていました。最終的にはもう一度顔周りだけ取ってあげて体に種をつけたまま帰宅しました」

ーー顔周りがきれいになって気持ち良くなったのでしょうね。

「残念ながらキレイにしてあげたいという人間の気持ちはあまり伝わっていないようでした。ベタベタしたものが顔や手について気持ち悪くてなんとかしてほしいのだが、手早くスッキリ取ってもらえなくていまいち頼りにならないなぁといった感じでした」

ーーでも、短時間では全部は取れませんからね。

「顔とあごの下、手とお腹についていて、背中はきれいなままでした。おそらくケチヂミザサの上を踏んで歩いたために、種がついたのだと思います。種があまりにも多くて粘着力も強かったので、全部キレイに取ろうとするとかなりの時間がかかってしまうと思い、顔周りだけであきらめました」

ーー帰宅後は大変だったのではないですか。

「帰宅後は部屋の中で、身体に付いた種にかじりついて食べていました。プレーリードッグはイネ科の植物を主食にしているので、きっと美味しかったのでしょう。その後は蒸しタオルで拭いてあげて砂浴びをしたら、すっかりキレイになりました」

ーーブイちゃんが何をしてほしいと思っているのか分かるのですか。

「よくプレーリードッグは無表情だと言われるのですが、毎日一緒に過ごしているとブイの感情がよくわかります。怒っている時はツリ目になりますし、目を細めて甘えたり、困っている時は少し高いタレ目になります。なので表情から読み取った感情にその時の状況を合わせて、どんな要求をしているのか推測しています」

ブイちゃんはダイエット中でおやつを減らしていたところだったのですが、しっかり種を身体につけておうちに持ち帰っておやつにしたのですね。なかなかちゃっかりしています!

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