唐揚げとは?…日本唐揚協会による定義が名言すぎる SNSで大絶賛「間違いない」「うちのおかずで唐揚げが多い理由」

中河 桃子 中河 桃子

「日本唐揚協会のホームページに「唐揚げ」とあって項目があったから開いてみた 「鶏肉、たれ、小麦からなる~」とか「唐揚げは日本において最もポピュラーなおかずで~」とか出てくると思ったら違った」とつぶやいたのは、京大出身のピン芸人、九月さん(@kugatsu_main)。

日本唐揚協会が公式ホームページで掲載していたのは、「唐揚げとは、食べると幸せになる食べ物です」の文字。思わず「唐揚げとは」と哲学してしまいそうな内容です。九月さんと日本唐揚げ協会に話を聞きました。

そんな唐揚げの定義に「素晴らしい。間違いない。」「さっき嫁さんの唐揚げ食べて幸せだったから唐揚げは幸せ」「なぜうちのおかずに唐揚げが多いのか。これだな」「私『唐揚げとは』7歳息子『ダイヤモンド』」と大絶賛の声が多数。

なかには、「お相撲さんが食べればカレーでもステーキでもちゃんこになる、みたいな話」「ぼくはクリームパンを食べると幸せになるので、この定義だとクリームパンも唐揚げかもしれません」と、もはや唐揚がなにか…と改めて考える人も。

今回、この定義を発見したことをきっかけに、「唐揚検定」を受験して「日本唐揚協会認定のカラアゲニスト」となった九月さんに話を聞きました。

「これからも唐揚げのある世界で楽しく生きていけるように」

――日本唐揚協会のサイトを知ったきっかけは?

「ある日、お昼ご飯を食べるお店を探していたんです。すると“唐揚げグランプリ 金賞受賞”というポスターを目にしまして。たまにあるじゃないですか、あの文言。

“どこが企画している賞なんだろう”と急に気になって、その場で調べてみたんです。すると、日本唐揚協会のサイトがヒットしました」

――あの文言を発見したときは?

「サイトには“唐揚げが世界を平和にする”とあったのですが、正直“なるほどな”と“何言ってんだ”が半々です。映画版の『クレヨンしんちゃん』に登場する、謎の組織にありそうな言葉だなと思いました。敵か味方かもわかりませんが。

ただやはり、僕は目を留めてしまいましたし、他にも多くの人が気になってしまうということは、それだけフックがあるということですよね。ユーモラスでインパクトがあり、華やかでいいなと思います」

――九月さんは、唐揚げは好きですか?

「好きですよ。月に2~3回は食べているのではないでしょうか。お店でも食べますし、冷凍のものを買い込んで食べることもあります。

そうそう、自炊する時のとっておきのレシピがあるんですよ。生卵に麺つゆを入れてかき混ぜ、唐揚げに絡めてレンジで1~3分チンするだけ(※電子レンジの機種によって時間が変わります。1分を過ぎたら30秒ごとに様子を見ながら温めてください)。簡単に唐揚げの卵とじ風ができます。

それをご飯に乗っけるだけで唐揚丼です。お好みでねぎや生姜なども添えて召し上がれ。これ、本当に早くて楽で美味しいのでめちゃくちゃおすすめです」

――「日本唐揚協会認定のカラアゲニスト」に認定されたとのことですが。

「最近カラアゲニストになったので、まだ唐揚げを一つも食べていないんです。次回食べる時、“自分はカラアゲニストなんだ”と実感が湧くのでしょうね。

その暁には、そうですね、僕はふだん芸人をしているので、せっかくですし唐揚げのネタを作ってみようかなと思います。これまで3000本以上のコントを作ってきましたが、そういえば唐揚げを題材にしたことがなくて。せっかくカラアゲニストになったのですから、そこは挑戦していきたいですね。

より長期的には、美味しく、楽しく唐揚げと関わっていけたらと思います。唐揚げを食べれば平和な気持ちになれるし、平和だからこそ唐揚げを食べられるという側面もある。これからも唐揚げのある世界で楽しく生きていけるように、優しさとユーモアと知性を持って生きていけたらなと思います」

「いつまでも健康で唐揚げを食べられるよう、腸活や運動も」

日本唐揚協会は、からあげグランプリ、からあげカーニバル、からあげキャラバン、からあげ祭などのイベントのほか、唐揚愛好家「カラアゲニスト」を増やすべく設立した「唐揚検定」、全国の唐揚弁当のナンバーワンを決めるプロジェクト「唐揚弁当グランプリ」など、企画を多数主催。これらの活動を通じて、大まじめに「唐揚げで世界平和を目指す」団体なのです。会長のやすひさてっぺいさんに話を聞きました。

――「唐揚げが世界を平和にする協会」とは?

「協会の立ち上げの時に、当時取引先の社長だった当協会の八木専務と、唐揚げの話題で盛り揚がったのですが、親友のような距離感までグッと近づいたんです。その時、唐揚げの人と人とを繋ぐ力ってハンパないと驚いたんです。これを世界規模でできたら、世界は平和になると確信して今に至ります」

――会長としてのお仕事は?

「普段の活動は基本“唐揚げを食べる”事です。毎日食べていますが、多い時は1日で40個位食べる時もあります。月平均では60個~90個、まあ80個位でしょうか。

そのほかには、唐揚げのことや好きなことを講演やセミナーでお話をしています。IT企業の会社経営が本業なので(もはや本業と言えるかわかりませんが)、IT関連の業務をしながら唐揚げしております。

いつまでも健康で唐揚げを食べられるよう、腸活や運動に精を出しています。発酵食品や整腸剤を駆使して善玉菌を育てているほか、運動は週に1~2回泳いでいます」

――ツイートの感想をお願いします。

「すごく的確なツイートで、協会の想いとクセの部分をうまくピックアップされていて、嬉しいような恥ずかしいような『揚りが唐(ありがとう)』な気持ちになりました。

皆さんの引用リツイートも、一言でありながら常に真理で、めちゃくちゃ共感しました。九月さんにもそこに反応してくださった皆様にも、唐揚げに代わりまして御礼申し揚げます」

◇ ◇

さらに見てみると、協会のホームページには、こんなメッセージがありました。「唐揚げを食べている人は、自然と笑顔になり怒ったり争ったりすることはありません。これが、もし世界で同時に人類が唐揚げを食べたとしたらどんなことが起こるでしょうか? そうです。 世界中が笑顔に包まれ、一瞬だけかもしれませんが、争いの無い、戦争の無い、平和な世界が訪れるのではないでしょうか?」

「唐揚げってピースフルな食べ物だったんだ」と気づいた方、今夜は唐揚げでケンカ相手と平和協定を結んでみてはいかがでしょうか。

■九月さんTwitterアカウント:@kugatsu_main
■九月さんのYouTube「九月劇場」:https://www.youtube.com/channel/UC04k7X9-GZapcoL0PKNqvww?

■日本唐揚協会公式サイト:https://karaage.ne.jp/

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