世はキャンプブーム。家族連れで行くもよし、ソロキャンプにチャレンジするもよし、非日常的なひとときを楽しめます。キャンプの醍醐味といえば「焚き火」。投稿者の鉄男@NIKEN&SEROWさん(@ii_iron)ソロキャンプに行き、夜に焚き火をしたそうです。赤々と燃え盛る炎にはなぜか惹きつけられるものがありますが、この夜、焚き火に近づいてきたのは…。
鉄男@NIKEN&SEROWさんは、その時の心境を「一緒に焚き火を囲めば僕らは友達さ!…いや、マジでビビったんだが?ちょっとは火を恐れろや」とツイート。画像には、焚き火のすぐそばまで近づいて炎に照らされた1頭の鹿が映っていました。
ツイートを見た人からは、
「こりゃ怖いですね。話し合いで解決できないし」
「一部の人に餌付けされてるのではないでしょうか」
「火を怖れなくなったというよりは人間のやることを怖れなくなったみたいな」
などのコメントがあり、「いいね」は7.5万件にもなりました。
投稿者さんにお話を聞きました。
ーーどちらのキャンプ場でしょうか。
「広島の宮島にある包ヶ浦自然公園です」
ーー想定外の出来事でしたか。
「自然公園内は鹿だらけなので、キャンプ場内にも鹿は常時います。ただ、基本的に人間がいると逃げるので、焚き火に近寄ってくるとは思いませんでした」
ーー食べ物が目当てだったのでしょうか。
「この鹿がどうだったのかは分かりません。ただ、次の日に判明したことですがキャンプ場周囲で鹿に餌付けをしている人がいるみたいです。そのため、この公園の鹿たちは、何かもらえると思っているのでしょうね。もちろん餌付けは禁止されています」
ーー焚き火のすぐそばまで寄ってきたのですね。
「特に火を怖がる様子はなかったです。焚き火越しに数十秒見つめあっていた感じです」
ーー大きくて角もあるから怖いですね。
「この季節の雄鹿は発情期で気が立っているらしく、攻撃してくる鹿もいます。もし襲われたら、まぁ普通に逃げます」
ーーキャンプ場で野うさぎも見たことがあるのですか。
「これは、同じ広島県の大久野島です。人慣れしまくっていて可愛いですよ。こちらはルールを守れば餌付けOKです」
包ヶ浦自然公園に話を聞いところ、公園では野生動物への餌付けを看板を設置するなどして禁止しているそうです。それでも餌付けをする人がいるのですが、法律で禁止されているわけではないので取り締まれないということでした。ただ、今まで人が鹿に襲われたことはなく、危害を加えられる心配はないということでした。万が一身の危険を感じた時は、細い枝などで追い払うと言いそうです。ただ、餌付けは禁止されているので、可愛いと思ってもやめるべきでしょう。