中学生のIT学習の充実ぶりがSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは東京都内でITエンジニアとして働いている良太郎さん(@ryota_hnk)の投稿。
「子供が今日配られた来た中1の技術の教科書すげーな
人生やり直したい」
と2020年に刊行された「New 技術・家庭 技術分野-明日を創造する」(教育図書)の内容を画像で紹介しているのだが、それがまた「情報通信ネットワークのしくみを知ろう」や「情報セキュリティと情報モラルを知ろう」「双方向性のあるコンテンツの技術を知ろう」と非常に本格的。
良太郎さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「レベル高い!先生ついていけるの?」
「( ;∀;)??昭和の中学生の技術は技術室に移動した男子生徒が大工道具使って(一部購入品)1時限中カンカンカンカン🔨カンカンカンカン🔨
👨🏫:ダメだカンナの使い方はそうじゃないだろ!ってやつで
女子生徒は家庭科室で針仕事やら調理実習🍚平成生まれの子は大変(保護者も)💦」
「昔ノコギリで木切ったりしてたのは何だったのか。。。こっちの方が使うな」
など数々の驚きの声が寄せられている。
良太郎さんにお話をうかがってみた。
ーーこの教科書を見た状況について、ご感想は?
良太郎:子供が中学の入学式に教科書をもらってきたので興味本位で見たのがきっかけでした。小学校でもノートPCを使った簡単なプログラム作成などを授業で教わっていたので、中学校ではどういうことを教わるのか気になってました。
書いてある内容はITに関する基礎知識です。ITエンジニアなら全員知っていると言いたいところですが、中にはそうでない人も結構います。そんな、ITエンジニアが基礎として学ぶことを中学生の段階で学ぶということに衝撃を受けました。
ーー良太郎さんが中1だったのはおおよそ何年前になるでしょうか。当時の技術の教科書の内容で印象に残っているものがあればお聞かせください。
良太郎:中1だったのは30年くらい前です。木の椅子やドライバー、インターホンなどを作成していました。どれも楽しかったけどPCは全く出てきていませんでした。
ーーこれまでの寄せられたコメントや反響へのご感想をお聞かせください。
良太郎:教科書にあるようなことを習うのは中3になってかららしくて、習わない学校もあると聞いた時は残念に思いました。子供は中高一貫なので、じっくり学んでほしいなと思ってます。
実際に購入したという声もかなりあったので、世の中のITリテラシー向上に貢献できたら嬉しいです。
◇ ◇
年々IT化が進む日本社会で、幼い頃からそれについて学ぶことは決して悪いことではない。学校がこの教科書を最大限有効に活用してくれることを願いたいものだ。
なお今回の話題を提供してくれた良太郎さんは求人検索エンジン「スタンバイ」の開発に携わっているとのこと。職種やキーワードと希望の勤務地、条件を入力すればすぐに仕事を探せて、しかも無料なので、ご興味のある方はぜひチェックしていただきたい。
良太郎さん関連情報
Twitterアカウント:https://twitter.com/ryota_hnk
求人検索エンジン「スタンバイ」紹介ページ:https://stanby.co.jp/service/
求人検索エンジン「スタンバイ」:https://jp.stanby.com/