リアルとWeb3の世界で活躍する新時代のアイドルグループをプロデュースする「Tokyo Meta Idol」プロジェクトが始動した。これは投票権付きのNFT所有者になれば、メンバーを決めるオーディション選考に参加できるという画期的な試み。NFTの販売は11月23日に予定され、12月初旬にオーディション決選投票を予定。選ばれたメンバーは来年4月に渋谷の大型ビジョンでデビュー、最終的には武道館を目指す。
最近、やたらと耳にすることが多くなったNFTという言葉。これは「代替不可能なトークン」という意味をもつもので、デジタルデータに資産価値がつき、様々な分野に活用されている。
今回、女性アイドルグループをプロデュースする「Tokyo Meta Idol」プロジェクトを立ち上げた関係者も早くからNFTに着目していたという。
「権利意識の強い欧米では早くから広まっていました。NFTのいいところは所有者がハッキリしているところ。最近ではIT系ゲーム会社のスクウェア・エニックスや吉本興業がNFT事業に乗り出すなど、日本の大手企業も続々とNFTへの参入を始めています。最先端の技術開発がどんどん進んでおり、今後さらなるNFTブームが巻き起こるかもしれない、注目の市場です」
このNFTの強みや特徴をいかし、アイドル発掘と掛け合わせたプロジェクトがこの「Tokyo Meta Idol」(TMI)だ。これまで「スター誕生」とか「スカウトキャラバン」から「おニャン子クラブ」「AKB48」など、それぞれの時代に合わせた方法でアイドルが誕生してきたが、NFTを使った試みは初めてという。
では、どういう流れで、どうすれば、いいのか。まずアイドルを育てようと思っている人は、TMIが11月23日に発売するプロデューサーカードを購入することによりアイドルメンバー選出のオーディションに投票する権利を持つことができる。
これで、いわば、NFTを購入した人たちが選んだアイドルグループが実際に誕生すると言うわけ。誕生したアイドルは2023年4月に渋谷大型ビジョンで、お披露目されることが約束されており、その先には武道館がつながっている。
TMIによると実際、このプロジェクトはTwitterやDiscordとよばれるNFTの情報をやり取りするSNS上で連日大盛り上がりを見せているとのこと。興味のある方は是非検索してみては如何でしょうか
(Twitter:@_TMI_01)。
「これまで、アイドルを自分の手で育てるなんて不可能、一般の人にはできるわけがないと思われていたでしょうが、いや、そんなことはありません。今回のプロジェクトに参加すれば、それができるのです」と主催者側は話す。
アイドルを目指してのエントリーは10日で締め切り。その後は書類選考や面接などで20人にまで絞り込まれることになる。ここからがNFTホルダーの出番。最終選考に残った20人の中から5人に絞り込む予定で、そのオーディションに参加できるというわけだ。投票は専用のサイトで12月初旬に実施される。
自分たちが選んだアイドルが実際にリアルの世界で活躍し、またメタバースライブなどweb3といわれる世界を股に掛けて活躍していくという夢のプロジェクト。利点はグループ誕生と同時に多数のファンが応援している状態になるので、その点でも注目を浴びることが予想される。
また、NFT購入者のメリットとして、誕生したアイドルのデビューライブ招待やライブチャットができたりと数々のユーティリティを受け取ることが可能となる。
TMIでは今後は男性アイドルグループなどもNFTを介してアイドルの創出を構想しているとのこと。リアルとweb3の世界で新しい形のアイドルが生まれる日はそう遠くなさそうだ。
◇「Tokyo Meta Idol」プロジェクト
https://www.tokyometaidol.com/