「だまされた」…転職で感じたことがある人は約4割 「面接官が話したことがほぼ違う」「エージェントに勧められたがパワハラがひどい」

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大転職時代と言われる近年において、せっかく転職をしたのに、「だまされてしまった」「聞いていたことと実態が全然違う」と困惑した経験のある人もいるのではないでしょうか。そこで、全国の社会人351人に転職の失敗について調査をしたところ、約4割の人が「転職でだまされたと感じたことがある」と回答しました。また、約6割の人が「転職後のギャップが原因で退職した」と回答したそうです。

キャリアや就職・転職全般に関する各種調査などを行う『Job総研』を運営する株式会社ライボが「2022年 転職の実態調査」と題して、20人~1000人以上規模の会社に所属し、1年以内~10年以上勤務している20~50代の社会人男女を対象に2022年10月に実施した調査です。

同調査によると、「転職経験あり」と回答した240人のうち、38.8%が「転職でだまされたと感じたことがある」と回答しました。

また、「転職で最もだまされたと感じた相手」については、「面接官」(51.6%)が最多に。次いで、「求人」(48.8%)、「転職エージェント」(38.7%)が上位に挙がる結果となりました。だまされた具体的なエピソードについて回答者からは以下のようなコメントが寄せられたそうです。

【面接官】
▽面接では物腰柔らかで印象が良い方だったが、入社後にセクハラが発覚して退職
▽社風や職場環境など面接官が話していることがほぼ違っていることに入社後気づいた
▽リモートができると思っていたのに「私もフルリモートです」と話していた面接官がフル出社だった

【求人】
▽記載されている最低年収より低い金額で内定が出た
▽求人に記載されている業務内容とは全く違う業務を担当させられた
▽正社員応募と記載されていたが、入社後の雇用契約書に契約社員と記載があった

【転職エージェント】
▽エージェントで書類選考が通らなかったが、直接応募したら管理職で採用された
▽「働く環境は抜群に良いです」とエージェントに勧められたが入社してパワハラがひどい
▽「希望年収をクリアしている」と勧められた会社の内定面談で希望年収が合わなかった

最後に、「転職後のギャップが原因で退職した経験がありますか」と聞いたところ、61.3%の人が「退職した経験がある」と回答したそうです。

   ◇  ◇

調査を実施した同社は「選考の時点でより正確な情報を元に雇用の条件をすり合わせる必要があります。また、社風にギャップを感じる場合もあるため、なるべく現場で一緒に働く人と選考時に話す機会を設けることも重要になるでしょう」と説明しています。

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