男性の身体の悩み「抜け毛・薄毛」が最多 60代では「頻尿」「生活習慣管理」も突出する結果に

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コロナ禍が続くなかで、ストレスなどから身体に不調をきたした人もいるのではないでしょうか。全国の20~69歳の男性1250人に「現在の身体の悩み」について聞いたところ、最も多かったのは「抜け毛・薄毛」でした。また、将来的に不安に感じることについても、「抜け毛・薄毛」が最多だったそうです。

株式会社クロス・マーケティングが、2022年7月に「身体の悩みに関する調査(2022年)男性編」と題して実施した調査です。なお、調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があるとしています。

はじめに、「現在の身体的な悩み」を聞いたところ、「抜け毛・薄毛」(15%)、「体臭(汗・わき・加齢臭など)」「精神的なストレス」(いずれも12%)、「口臭」「体型」(いずれも11%)といった回答がそれぞれ1割を超え上位に並びました。これを年代別にみると、40~60代では「抜け毛・薄毛」がやや多く、60代は「頻尿」「生活習慣(食生活・運動・睡眠)管理」が突出して高くなっていたといいます。

また、「将来的に不安に感じること」においても「抜け毛・薄毛」(18%)、「体臭(汗・わき・加齢臭など)」(12%)、「口臭」(11%)、「精神的なストレス」「体型」「生活習慣管理」(いずれも10%)といった回答が上位に並びました。これを年代別でみると、20代では特に「体臭」や「口臭」への不安が他年代より高くなっていたそうです。

続いて、「体型への意識」について聞いたところ、「体重を落としたい」(28%)、「筋肉をつけたい」(26%)、「姿勢をよくしたい」(21%)が2割を超え上位に並んだ一方で、20~30代を中心に「特に何も思っていない」と回答した人が37%と多いことがわかりました。

次に、「フェムテック(性や健康に関する女性特有の問題をテクノロジーで解決へと導く製品やサービス)」の認知率を調べたところ、「名前は聞いたことはあるが、どんなものか知らない」(7%)、「説明は難しいが、およそどんなものか知っている」(4%)、「知っており、どんなものか説明できる」(3%)を合わせても、わずか13%という結果でした。

また、「メノテック(更年期を迎える45~55歳ごろの女性の体に起きる、さまざまな不調や健康問題をテクノロジーによって解決する商品・サービス)」の認知率については、「名前は聞いたことはあるが、どんなものか知らない」(6%)、「説明は難しいが、およそどんなものか知っている」(4%)、「知っており、どんなものか説明できる」(2%)を合わせて12%と、いずれも低い結果に。なお、年代別では50~60代が平均5%程度だった一方で、20代ではフェムテック、メノテックともに20%を超えており、若い年代ほど認知率は高い傾向がうかがえたといいます。

最後に、「職場における女性特有の症状に対する意識」を聞いたところ、「職場において女性特有の症状(生理や更年期)への配慮・理解が進んでほしい」については、「ややあてはまる」(17%)、「あてはまる」(5%)を合わせて22%の男性が「配慮・理解が進んでほしい」と回答した一方で、「あてはまらない」は24%でした。

また、「女性特有の症状への男性の配慮・理解は不十分だと思う」については、「ややあてはまる」(14%)、「あてはまる」(6%)を合わせて20%の男性が「不十分だと思っている」と回答した一方で、「あてはまらない」は25%となり、いずれも「職場での女性特有の症状への配慮・理解」に対しては否定的な意見の方が上回ったといいます。

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