コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社は、このほど「働く街に関する意識調査」の結果を発表しました。東京圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住の20〜50 代のビジネスパーソン男女601人を対象として2022年9月に実施された同調査によると、「働きたいと思う街」と「憧れるオフィス街」ともに最も多く選ばれた街は「丸の内」だったそうです。
回答者に「働きたいオフィス街」を3つ選択してもらったところ、1位「丸の内」(23.3%)、2位「大手町」(12.3%)、3位「新宿(西口)」(12.1%)という結果になり、大規模な再開発が進む東京駅周辺エリアに対するビジネスパーソンの人気がうかがえました。
また、4位に埼玉県や西東京エリアからのアクセスが抜群の「池袋」(11.5%)が、5位に丸の内エリアの一角「有楽町」(7.7%)がランクインしていたそうです。
一方、「憧れのオフィス街」についても、1位「丸の内」(36.1%)、2位「大手町」(18.8%)となり、街としてのブランド力が高い「銀座」(10.1%)、「六本木」(10.0%)がそれぞれ3位と4位にランクインしていたそうです。
なお、街の選択は以下のなかから選んでもらったといいます。
丸の内、大手町、有楽町、日比谷、霞ヶ関、神田、秋葉原、半蔵門、麹町、九段北、神保町、飯田橋、水道橋、日本橋、八重洲、京橋、三越前、銀座、築地、八丁堀、茅場町、人形町、小伝馬町、浜町、東日本橋、晴海、勝どき、新橋、汐留、虎ノ門、神谷町、田町、浜松町、品川、赤坂、六本木、青山、表参道、新宿(西口)、新宿(東口)、四谷、渋谷、原宿、恵比寿、代々木、大崎、五反田、池袋、台場、豊洲、天王洲、品川シーサイド、その他(記述式)
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また、現在働いている街に「魅力を感じる理由」「感じない理由」「働きたいオフィス街と憧れのオフィス街を選んだ理由」をそれぞれ聞いたところ、どの質問でも共通して、「交通利便性」「街の雰囲気」「飲食店(ランチ)の充実度」が上位に選ばれ、特に「交通利便性」は4つの質問中3つで1番となっていたそうです。
コロナ禍をきっかけにリモートワークの導入やWeb会議の活用が進んだものの、働く街の魅力として「交通利便性」は引き続き欠かせない要素であるとともに、「街の雰囲気」や「飲食店(ランチ)の充実度」という、その街に出勤することで味わえる魅力も重要視されていることがうかがえたといいます。