昨今では結婚意思のない独身男女の話題が注目を集めていますが、実態はどのようなものなのでしょうか。全国の20〜50代の男性335人に調査をしたところ、年収1000万円以上の男性の約6割が「結婚願望がある」と回答しました。また、結婚相手に求める条件としては「素直である」「健康である」などに回答が集まったそうです。
総研アカデミーを運営する「ハイスペ男子総合研究所（株式会社はんなり）」が「20〜50代の男性の恋愛・結婚観に関する意識調査」と題して、2022年6月〜8月の期間に実施した調査です。
同調査によると、57.0％の人が「結婚願望がある」と回答。また、年収1000万円以上の男性では、60.3%が「結婚願望がある」と回答しました。
理由としては「子供が欲しいから」「1人だとある意味無責任にいられるが、家族となるとそうはいかないので、その適度なプレッシャーが、人生をうまく運ばせるスパイスになる気がしている」「社会的信用が得やすい」など今後の人生設計を考えた上でのコメントが寄せられた一方で、「結婚願望はない」と回答した人からは「自由でいたい」「仕事優先」などが挙げられたそうです。
続いて、「相手に求める条件」について聞いたところ、お付き合いする上では「素直である」「明るい」「優しい」など性格を重視する回答が上位に挙げられた一方で、結婚相手には「素直である」「明るい」に加えて「健康である」が2番目に多い結果となりました。
なお、年収1000万円以上の男性では、結婚相手に求める条件の5位に「趣味や食の好みが合う」がランクインするなど、ライフスタイルを重視する傾向がうかがえたといいます。
他方、「結婚相手を選ぶ上で重視しない項目」については、「出会ってからの期間」「収入」「仕事内容／職種」が上位に挙げられていました。
ちなみに、5位にランクインしていた「年齢」については、「年齢は気にしない／関係ない」（年収1000万円以上：39.5％、年収1000万円未満：38.2％）が最多に。以下、「前後5歳以内（同年代）」（年収1000万円以上：31.0％、年収1000万円未満：33.5％）「5～10歳以下」（年収1000万円以上：15.5％、年収1000万円未満：19.4％）という結果だったそうです。
次に、「現在、お付き合いしている人がいる」と回答した人に「付き合うきっかけ」を聞いたところ、1位「仕事関係」、2位「友人・知人の紹介」、3位「マッチングアプリ」、4位「飲み会」、5位「趣味の場」という結果に。
また、「出会いから付き合うまでの期間」については、「出会ってから3か月未満」（全体：55.5%、年収1000万円以上：59.7%）が最多となり、短い期間で内面の相性がわかるようになるには、最初のデートからフルスイングでコミュニケーションをとり、素の自分を出すことが大事だということがうかがえたといいます。
「すでに結婚している」と回答した人に「付き合った当初から結婚願望がありましたか」と聞いたところ、49.2％の人が「結婚願望があった」、31.3％の人が「結婚願望はなかった」と回答し、付き合った当初に結婚願望がなかったとしても、お付き合いする中で結婚を意識する男性が多いことがうかがえたそうです。
また、「付き合ってから結婚までの期間」については、「1～3年」（34.1%）、「6ヶ月～1年」（25.7%）、「3年以上」（25.1％）という結果となりました。
最後に、「結婚の決め手」について聞いたところ、最も多かったのは「自身の要望」（41.3%）でした。次いで、「相手からの要望」（19.0%）、「妊娠・出産」（11.7％）と続き、時代は変わっているものの、やはり男性は自分で決めたい傾向があるということがうかがえたといいます。なお、年収1000万以上の男性では「転勤など仕事環境の変化」（12.2％）が3位にランクインするなど、仕事のタイミングも大きく影響することがうかがえたそうです。
