子連れ出張の帰りの新幹線、ギャン泣きのわが子 困り果てたお母さんの前にヒーローが現れた 「想像するだけで涙出る」

竹内 章 竹内 章

子連れ出張の帰途の新幹線。車内に響き渡るようなギャン泣きのわが子にTwitterユーザーのめろんソーダ(@DayoMelon)さんは困り果てていました。座席を離れてあやしても泣き止んでくれません。途方に暮れる母親の前にヒーローが現れました。

「前の席の隙間から特大のエルモがヤァ!って感じで登場してお子大爆笑。そのまま降車駅まで20分くらいエルモが色んな動きでお子を笑わせ続けてくれた。」と思いがけない出来事をツイートすると、9万近いいいねが付きました。「こんな優しい人に私はなりたい」「思わずウルっときた」「この光景想像するだけで涙出る」ともらい泣きする人が相次いでいるようです。

めろんソーダさんによると、指定席の車両で子どもの分も含め2席を押さえていました。平日夕方で、席は6割くらい埋まり、ビジネス客も観光客もいたそうです。「眠くなってぐずっていた」というお子さんを連結部に連れて行き、気を紛らわそうとしましたが、それも飽きてしまい、めろんソーダさん自身も「泣きたいのはこっち」という心境でした。

そんな親子の前に、「セサミストリート」に登場するエルモが現れました。

丸くて大きな目がチャームポイントのキャラクターのぬいぐるみは、最初はかくれんぼをしているかのように座席の隙間や背もたれの上部から顔をちらっと出して、めろんソーダさんのお子さんのハートを引くや、手だけを出して「こんにちわ」と振ったり、背もたれの上を素早く移動したり。お子さんはたちまち泣きやんで上機嫌。エルモが「ばー」と顔を出すと、さらにハイテンションに。周囲の乗客も自然と笑みを浮かべていたそうです。めろんソーダさんに聞きました。

ー前の席にはどんな方が

「幼稚園くらいの男の子とお母さんでした。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの帰りだったのかもしれません。二人であの手この手でエルモの動きにバリエーションを出してきて、最後は特大エルモが宙を舞うという大技を披露してくれました」

ーサービス精神がすごいです

「コロナ禍もあり私たちの席にぬいぐるみが飛んできたり、こちらから触ろうとすることはなかったですが、とにかくその方の席の頭上で楽しい動きを見せてくれました。子どももずーっとキャッキャと喜んでいました。周囲でも笑いを堪えている人がいました」

ー降車時に会話はありましたか

「ありがとうございました、本当に助かりました、とお伝えました。あちらは、いえいえ、といった感じでした」

ー投稿が反響を呼びました

「このようなシーンは公共の場では時々あるかと思うのですが、私も困っているお母さんや子どもがいたら勇気ある優しい行動をしたいとあらためて思いました。優しい世界が広がるといいなと思います」

Twitterユーザーの称賛を浴びたエルモの親子ですが、同じような経験がある人もいるようで、「ストローの袋でキリン作って背もたれから見えるように動かしたら泣き止んでくれた」「光るブレスレット渡した」「一時期シールを持ち歩いてた、泣いてる子どもちゃんにあげると泣きやむことある」とおすすめのアイテムを披露するユーザーもいました。

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