「さっき旦那が娘と車を取りに行っている間に1人で行動しているときに、迷子を保護したので備忘録メモ」
ツイッターでままじゃむ@ちびこ1y23mさん(@jamam0911)の投稿に2.4万いいねがつき、話題を呼んでいます。5歳くらいの迷子と思しき男の子を交番に送り届けたときのエピソードで、「非常に参考になる…」「私ももしそういう子を見つけたら声をかけるようにしよう!」「子どもの行動は簡単には読めないんだなあ。この方の行動に称賛を」と注目を集めています。
お店ではぐれたようで…「ママがいなくなった」
旦那さん・娘さんと合流する場所に向かって1人歩いていたままじゃむさんは、道中で「ママー!」と号泣しながら全速力で走る5才くらいの男の子に遭遇。周りには保護者らしき人はおらず、子ども1人きりかつ車道ということもあり、危険を感じたままじゃむさんは声を掛けたそうです。
「こういう時『大丈夫?』と声をかけてはいけないと聞いたことがあるので」と、ままじゃむさんが男の子に「困ってる?」と声をかけると、男の子は「困ってる! ママが居なくなった!」とさらに泣き出したそう。
交番に向かいながら落ち着かせるべく話をしていると、男の子曰く「お店見てたのにママがいなくなったの!」。お店の特徴を聞くと恐らく徒歩3分以上はかかりそうな距離で、1人で走ってきたようです。交番に着くころには男の子は落ち着きを取り戻していたといいます。
事情を説明し、交番をあとにしたままじゃむさん。その後、警察から男児が保護者と合流したと連絡があり、男児は店内で保護者を見つけられず、置いていかれたかもと思い、飛び出したそうです。そして、ままじゃむさんは最後に教訓として3つの項目を列挙しています。
・子どもは「置いていかれたかも」と思うと慌てて飛び出すから、絶対店を出ないように教える
・「(保護者が)居ない!」と既にお店を飛び出している可能性があるから、できるならすぐ警察に届ける
・5歳くらいの子どもの移動距離は想像を超える。店内で離れても既に遠くにいる可能性もある
ある意見に「ハッとさせられました」
その後、反響についてままじゃむさんにお話を伺いました。
ーー男の子が無事でよかったです。ままじゃむさんは娘さんに何か伝えましたか。
「今回の件で、娘には『ママを見失ったら、その場に座って待ってて!』と伝えることにしました。ママがあなたを置いて帰ることは絶対にない。お店でママがいない!って思ったら、その場で座って待っててね!ママが見つけるから、お店の中に必ずいてね!と、繰り返し繰り返し言い聞かせるつもりです」
ーー男の子への声掛けの部分に注目されている人も多かったですね。
「『なぜ大丈夫?と声をかけてはいけないのか』というご質問をDMやリプライで複数いただきました。人は見知らぬ人に否定の言葉を発するのは意外と難しいらしく、『大丈夫?』と聞かれると、『大丈夫!』とつい肯定してしまうのだそうです。
『どうしたの?』も、状況をなんて説明すれば良いかと余計にパニックになる可能性もあります。肯定でSOSを出せる様なシンプルな質問(困っているの?→困っている! など)を投げかけるのが良い、と聞いたことがあり、それに倣った形です」
ーー咄嗟にそう聞けるのがすごいです。
「今回思った以上に反響があり驚きました。そして次に感じたのは、意外と『置いて行かれたと思って帰宅した体験談』『外で迷子を保護した経験談』の多さでした。
置いていかれたと思い込み、2キロの道を家まで帰ったが家に誰もいなくてびっくりした、というような内容もあり、子どもの行動力は本当に大人の想像を遥かに超えるのだと改めて実感しました。
また、子どもに『置いてっちゃうよ!』という言葉がけをするせいで、本当に置いていかれたと思ってしまい、飛び出してしまうのでは?という意見を見てハッとさせられました。自分でもそういう言葉を発したことがなかったかを振り返って、気をつけようと本当に思いました」
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ツイートには、「分かるなぁ、イオンで親とハグれた時置いてかれたと思って外出た事あるから....」「すっごい迷子になりやすい子が友達にいました。3歳くらいの頃一緒に買い物してたらほんっっとに一瞬でいなくなる!2人がかりで見ててもいなくなってました。親の不注意とかそういう問題じゃないレベルでいなくなるんですよね」「勉強になりました。すぐに娘たちを招集して話をしました。ありがとうございます」と、自身が迷子になった経験のある人、子育て中の親御さんなど、多くの人が関心を寄せました。