読者から、島根県松江市内のスーパーで「カメノテが売られてる」という情報をいだたきました。山陰中央新報の生活情報応援紙・りびえーるの松江編集室で食べたことがあるのは3人、「えっ!? 食べられるの」という反応を示したのが5人。「それじゃあ食べてみよう」と試食会を開きました。
味が濃く、おいしいカメノテ。見た目に反して風味は絶品!!
海の岩肌や、磯の割れ目、テトラポットなどに張り付いている貝のように見えるけど、実はエビやカニなどと同じ甲殻類の一種。大きさはだいたい3～4センチぐらいが普通で、中には7センチに達するものも。見た目の形状がカメの手に似ていることから、この名がつけられた。海に面した地域で主に食べられ、島根県内のスーパーでも時折見かける。旬は5月～8月。海水温が温かく、産卵に向け栄養を蓄え、卵を持つ時期が一番おいしい。
うううう…ちょっと怖い(-_-;)
いざ!調理!!…ほとんどゆでただけ(^^;
塩ゆで…カメノテ貝500〰600グラムに塩小さじ１。あく取りはマメに！
ホントに食べるの(+_+)
多分、私ダメ(◎_◎;)
ちょっと朝からお腹の具合が…
塩ゆでのままいただく
すまし汁でいただく…塩ゆでした汁に味をみながらしょうゆで味付け。最後に塩を一つまみ
この塩ゆで、ビールのおつまみにいいかも！
イカみたいな食感がする！
案外簡単にむけておいしい
すましも、だしがしっかりしていいお味！いい意味での裏切りでした
確かに…みそ汁でもおいしそう！
※貝などの採取は、場所によっては漁業権が必要です。この日は漁業権をお持ちの方にお願いして採取した貝を使いました。
本日の献立
カメノテのすまし汁…三つ葉を添えても怖い感じそのまま(^^;
ベベ貝とニシ貝…真水でゆでてからお湯を捨て、料理酒、濃口しょうゆ、砂糖（それぞれ味をみながら）、塩一つまみで味付け。ベベ貝は出雲地方の呼び名で、石見ではボベ貝。炊き込みご飯は山陰鉄板の味!!!
ニシ貝は巻貝、待ち針やつまようじでチマチマつついて身を食べる。しっぽまで全部出るともうけたような気持ちになれる(^^♪
サザエご飯…編集部員持ち込み。取材のついでに昼ご飯('ω')
