巷で大流行中のサウナ。SNSでは”サ活”、”サ飯”といったサウナに関する用語も多く見かけます。お風呂に関する企画・開発などをおこなう「バスリエ株式会社」が、2021年8月~2022年7月の期間で、サウナに関心の高い全国の男女200人を対象に行った調査によると、サウナ室でのNG行為は「大声で会話」「汗を飛ばす」などに回答が集まったそうです。
「サウナにハマったキッカケ」を聞いたところ、「身近な人の影響」(35.78%)、「健康のため」(30.88%)、「美容・ダイエットのため」(16.67%)といった回答が上位に並びました。また、「サウナを利用する目的」については、ダントツで「リフレッシュ」(49.02%)が最多に。以下、「リラックス」(16.18%)、「疲労回復」「美容・ダイエット」(いずれも13.24%)と続き、男女別でみても同様の結果でした。
次に、「サウナ室でのNG行為」を聞いたところ、「大声で会話」(20.76%)、「汗を飛ばす」(15.88%)、「体を洗わずに入る」(14.65%)、「汗を流さず水風呂に入る」(14.38%)、「我慢比べ」(13.70%)といった回答が上位に並びました。
調査結果について同社は、「サウナの中では、会話は控えて、どうしても声を掛ける必要がある場合には小声で短時間の会話で済ませるようにしましょう」と説明。さらに、「サウナは汗をかくところですが、他人の汗には誰だって嫌悪を感じてしまうものです。汗のしみ込んだタオルやサウナマットをバサバサ振り回す行為は絶対NGです。また、“汗をかく”ということは体を洗っていない状態で入ると汚れも一緒に排出されるということ。これは更に嫌悪を感じる行為ですよね。サウナ室に入る際は、周りの人のこともよく考えて、身体をキレイにした状態で入るようにしましょう」と述べています。
続いて、「サウナの利用頻度」を聞いたところ、「月数回」(49.02%)、「月1回未満」(38.24%)という結果に。これを男女別でみると、「月数回」(男性53.70%・女性43.75%)、「月1回未満」(男性30.56%・女性46.88%)という結果となりました。
また、「サ活歴」については、「3年以上」(34.31%)、「~1年未満」(16.18%)、「~2年未満」(12.25%)と続きました。男女別では、「3年以上」と回答した男性が40.74%だった一方で、女性は27.08%と、男性のほうが長期にわたり通っている人が多いことがうかがえたそうです。
さらに、「ひと月にサ活にかける金額」は「~3000円未満」(43.63%)が最多に。以下、「~5000円未満」(25.00%)、「~1000円未満」(23.53%)と続きました。男女別にみると、男女とも「~3000円未満」(男性46.30%・女性40.53%)が最多だった一方で、「~1000円未満」では男性が16.67%だったのに対して、女性は31.25%となっていたそうです。
また、「好きなドライサウナの設定温度とサウナに掛ける金額の関係」をみると、「低め(60~70℃)」を好む人では、ひと月に掛ける金額が「3000円以下」が9割以上、「普通(70~85℃)」では約6割強、「高め(85℃以上)」では6割弱という結果に。さらに、「低め」を好む人の場合、「5000円以上」掛けている人が全くいなかったのに対して、「普通」を好む人の場合ではと1割弱、「高め」を好む人では1.5割の人が5000円以上掛けており、中でも「高め」を好む人の1.5割は「8000円以上」掛けているという人に偏っていたといい、高温を好むサウナーほどサウナに掛ける金額も高いということがうかがえたといいます。
最後に、「サウナに関する情報収集方法」については、「WEBサイト」(49.02%)、「知人の口コミ」(21.08%)、「SNS」(15.69%)という結果に。これを世代別にみると、「WEBサイト」が全世代で最多になりました。他方、「SNS」は20代以下、30代など若い世代での割合が多く、40代以上になると割合が大きく下がっていたといいます。なお、テレビから情報を得るという人は、全年代で1割にも満たなかったそうです。