生まれ変わる京都の三条大橋 改修控え、京都産業大の学生が動き出した「今まで以上に愛着を」

京都新聞社 京都新聞社

老朽化に伴い京都市が改修する三条大橋に親しんでもらおうと、京都産業大の学生たちがクリアファイルの制作を企画した。新たに歩道などに採用される麻の葉文様をあしらったオリジナルのデザインで、市内の小学校に配る予定だ。クラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。

現代社会学部の4年生7人がゼミの一環で実施する。これまでもポスターなどを作り、改修事業への寄付を呼びかけてきた。

クリアファイルはA4サイズ。デザイン案では「生まれ変わる三条大橋」のキャッチコピーとともに、学生が撮影するなどした納涼床や水鳥といった周辺の魅力を伝える写真を載せている。三条大橋の近くの数校に約2千枚を配布するという。

現在、制作費をCFで募っている。返礼品として改修で高欄に使用される京都産ヒノキから精製したアロマオイルなど4種類を用意。商品ラベルも学生が手がけた。

田頭克浩さん(21)は「歴史的な価値があり景観も美しい三条大橋に今まで以上に愛着を持ってほしい」と話す。CFサイト「CAMPFIRE」で9月末まで受け付ける。

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