シロイルカはいませんが…「バブルリング」連発する飼育員動画に大反響 実は"みんなできる”ので常設なんてどうですか?

茶良野 くま子 茶良野 くま子

「うちにシロイルカはいませんが、バブルリングが得意な飼育員がいます。」

バブルリングといえば、シロイルカ。ところが「栃木県なかがわ水遊園」(同県大田原市)が、飼育員(もちろん人間です)がそのバブルリングを連発する動画をツイートしました。あまりの美しさに「すごい」「見てみたい」「イルカ…じゃないの?」などなどリプ欄は大賑わい。2日間で8万件超の「いいね」が押し寄せるほどの大反響となり、「ぜひ常設展示に!」「いっそ白のスーツを着ませんか?」と提案するコメントも並びました。

 

なかがわ水遊園は、川の魅力を伝える水族館です。取材すると、バブルリングを見せているのは飼育員の井上周大さん。アマゾンに生息する生き物100種1万匹を展示する水槽の清掃作業中の一場面とのことです。

同園の前田由紀恵さんに詳しく聞きました。

—得意技だと

「全員ではありませんが、実はバブルリングができる飼育員は多数おりまして。ひとりがバブルリングを出している姿を見て、ほかの飼育員も挑戦していったそうです」

—難しそうですが…

「まだ挑戦してないけれど『おそらくできる!』と自信たっぷりの飼育員もいて、今は13人中8人がバブルリングをつくれます! 」

—コツみたいなものはあるのでしょうか?

「何人かに確認したのですが、それほど頑張らなくてもできるらしいです。水中で短く『ボンッ』と声を出すのがコツだと聞きました」

 

一方、バブルリングの本家本元、シロイルカが人気の島根県立しまね海洋館。同館の公式サイトによると、シロイルカは頭の上にある噴気孔から吐き出した空気を口でぱくりと咥え、それを吐き出すことでバブルリングを作っているそうです。

—なかがわ水遊園ならではのバブルリング。特徴は?

「真上に向かってリングを出すので、あえて言うなら…『リングの美しさ』でしょうか」

—大反響への感想を

「日常の何気ない一コマをツイートしたので、反響にはとても驚いています。これをきっかけに多くの人に『なかがわ水遊園』を知ってもらい、足を運んでいただくきっかけになればうれしいです」

なかがわ水遊園では「那珂川から世界の川、そしてあこがれの海へ」をテーマに330種2万匹の生き物たちを展示。世界最大の大河・アマゾン川を再現した「アマゾン大水槽」には360度パノラマのチューブ型トンネルを有し、カピバラの「茶々丸」がこの水槽内を魚たちと一緒に縦横無尽に泳ぐ姿が人気を集めています。

動画のようなバブルリングをぜひ見たいとの声に、「常設展示…ですか? それは難しいですが…日常の清掃作業中の場面ですので、運がよければ見られるかもしれません!」と話してくれました。

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