50代男性の7割以上…現在の働き方に「毎日がなんとなくつまらない・不安」といった閉塞感を感じている

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キャリアを積み重ねてきた50代の働く男性にとって、社会環境の急速な変化に不安を感じている人もいるのではないでしょうか。全国の50代の男性会社員106人に現在の働き方について聞いたところ、7割以上の人が「毎日がなんとなくつまらない・なんとなく不安という感覚がある」と回答。また、そのうちの6割以上の人が「普段は『つまらない・不安』という感情を隠して明るく振る舞っている」と回答したそうです。

株式会社UPDATERのWell-being tech事業「みんなエアー」が、2022年8月に「50代男性の幸せな働き方に関する意識調査」と題して実施した調査です。

はじめに、「今の働き方を考えたときに、『毎日がなんとなくつまらない』『なんとなく不安』のいずれかに当てはまる感覚がありますか」と聞いたところ、「かなりある」(21.0%)、「ややある」(54.0%)を合わせて75.0%の人が「今の働き方は『毎日がなんとなくつまらない』『なんとなく不安』という感覚がある」と回答しました。

「今の働き方は『毎日がなんとなくつまらない』『なんとなく不安』という感覚がある」と回答した人に、その理由を聞いたところ、「今の仕事に閉塞感を感じているから」(56.0%)、「今後のキャリアが不透明だから」(42.7%)、「会社の雰囲気が悪いから」(28.0%)といった回答が上位に並びました。また「仕事自体が楽しくない(51歳)」「毎日同じ事を繰り返して時間を無駄に過ごしているような気がしてならない(54歳)」これから伸びる職種ではないので(58歳)」「社員の向いている方向がバラバラで、将来が不安になる(52歳)」「将来の仕事内容・処遇の変化が不安(56歳)」「会社の人間関係に不信感がある(55歳)」「コロナ禍での仕事量の減少(59歳)」などのコメントが寄せられたそうです。

また、「『毎日がなんとなくつまらない』『なんとなく不安』という感情を周囲の人・家族にさとられないように、努めて明るく振る舞っていますか」と聞いたところ、「かなりそう」(14.6%)、「ややそう」(50.7%)と回答し、65.3%の人が、普段「つまらない」「不安」という感情を隠し、明るく振る舞っている実態が明らかになったそうです。

次に、全回答者に「キャリア上の、自己実現における現在の達成度」を聞いたところ、「ほぼ達成している(80%程度)」(23.0%)、「やや達成している(50%程度)」(33.0%)、「あまり達成していない(30%程度)」(26.0%)、「ほとんど達成していない(10%程度)」(4.0%)という結果になり、「完全に達成している(100%程度)」と回答した人は2.9%でした。

続いて、「今後、ポジティブなキャリアを形成するために、どのようなことを求めていますか」と聞いたところ、「ワーク・ライフ・バランスの実現」(39.0%)、「いきいきとした職場選び」(36.0%)、「いつまでも挑戦し続けられる労働環境の整備」(25.0%)といった回答が上位に並びました。また、「ある程度キャリア形成はできているので、もう少しやりがいのある仕事がしたい(51歳)」、「能力を活かせる職場環境(56歳)」「成果に見合う給料体系の確立(53歳)「自己研鑽の機会(53歳)」「在宅勤務などでも、チャレンジする機会を確保して欲しい(59歳)」「仕事の幅の拡大(59歳)」「副業OK等(59歳)」といった声が寄せられたといいます。

最後に、「今の働き方は『毎日がなんとなくつまらない』『なんとなく不安』という感覚がある」と回答した人に、「『毎日がなんとなくつまらない』『なんとなく不安』という感覚の中に、キャリアに関する希望を感じることはありますか」と聞いたところ、「かなりある」(4.1%)、「ややある」(53.3%)を合わせて57.4%の人が「キャリアに関する希望を感じることがある」と回答したそうです。

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調査を行なった同社は「新型コロナウイルス感染症の拡大により、働き方は大きく変化し、テレワークや多拠点居住は珍しいことではなくなりました。変化の激しい今だからこそ今後のキャリアが不透明だと実感しているようです」と説明。「50歳以上を生きていく希望を見いだす社会を作りだすことは、人生100年時代と言われる現代においての重要課題と言えるのではないでしょうか」と述べています。

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【出典】
▽みんなエアー/誰も取り残さない働き方 〜人生100年時代!50歳からの幸せ〜
https://minnaair.com/blog/week2022-expo/#session2

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