一生に一度は行きたい離島 3位「宮古島」、2位「小笠原諸島」、1位は「縄文杉」が有名な鹿児島県の島

まいどなニュース まいどなニュース

日本には離島が7000近くもあり、有人島も400以上あるとされており、中には世界遺産として登録された島もあります。株式会社阪急交通社がこのほど発表した「一生に一度は行きたい離島ランキング」によると、「屋久島(鹿児島県)」が1位に選ばれたそうです。

全国の20代以上の男女561人を対象として2022年4月に行なわれた調査です。ランキングは自由回答による結果を集計。なお、「沖縄」「宮古島」「石垣島」は別々に集計、「父島」は「小笠原諸島」に含めるなどの調整をしているといいます。

▽一生に一度は行ってみたい離島のランキング

同調査によると、54.2%の回答者が「一生に一度は行ってみたい離島がある」と回答。また、「どの離島に行きたいですか」と聞いたところ、1位「屋久島」、2位「小笠原諸島」、3位「宮古島」という結果に。さらに、「離島でしたいこと」については、「自然を楽しむ」(74.0%)、「非日常を味わう」(57.9%)、「ゆっくり過ごす」(57.2%)といった回答が上位に並んだそうです。

   ◇  ◇

【第1位:屋久島(鹿児島県)】

島の9割が森林といわれ、標高1800mを超える山々がそびえる屋久島。普段都会生活をしている人にとっては、まさに別世界となる大自然にあふれた島です。屋久島といえば縄文杉(確認されている中で最大の屋久杉)が有名ですが、縄文杉に辿り着くためには往復10時間の本格的なトレッキングが必要です。一生に一度はこの巨木、縄文杉を目にしたいと考える人も多いのではないでしょうか。

【第2位:小笠原諸島(東京都)】

東京から南に約1000km。一度も大陸と陸続きになったことがなく、固有の動植物が多く存在し、重要な価値を持つ環境であることから、世界自然遺産に登録されています。
約30の島がある小笠原諸島の内、観光で訪れることができるのは父島と母島で、宿泊施設もあります。自然豊かな島内の観光はもちろん、ホエールウォッチングという貴重な体験ができるのも特徴です。島へは週1便程度の船で片道24時間と、国内旅行とは思えないほどの時間がかかりますが、その分得られる感動も大きいでしょう。

【第3位:宮古島(沖縄県)】

宮古群島(宮古島、池間島、大神島、伊良部島、下地島、来間島、多良間島、水納島)の中で一番大きな島が宮古島。宮古島と周辺の島をつなぐ、池間大橋、来間大橋、伊良部大橋という3つの大橋は絶景ポイントとしても有名です。
東洋一美しいとも言われる与那覇前浜ビーチの他、日本百景に数えられる東平安名崎(ひがしへんなざき)から望む景観など、一生に一度は見ておきたい景色がたくさんあります。

【同率第4位:石垣島(沖縄県)】

飛行機で東京からの直行便もあり、本土から遠く離れている割にはアクセスがしやすい石垣島。絵に描いたような絶景で有名な川平湾(かびらわん)があり、グラスボートも楽しめます。他にも、夕日で真っ赤に染まるビーチ、満点の夜空、灯台のある平久保埼から海を臨む絶景、鍾乳洞など見どころがたくさんあります。

【同率第4位:佐渡島(新潟県)】

本土から35km離れた場所にあり、国内一の金産出量があった佐渡金山で有名な佐渡島。2022年、世界遺産への推薦がなされたことでも大きな注目を集めています。佐渡金山をはじめとした史跡と共に、島内に数多い神社仏閣を巡る観光客も多く、尖閣湾を遊覧する海中透視船、たらい舟での遊覧体験なども魅力です。

【第6位:沖縄(沖縄県)】

沖縄県で一番大きい島、沖縄本島。沖縄が初めての人は、まずは沖縄本島へ行ってみたいと思う人も多いでしょう。きれいなビーチや豊かな自然が楽しめるのはもちろん、都会的な場所もあり、ショッピングやグルメも楽しみやすくなっています。沖縄美ら海水族館、国際通りをはじめ、観光スポットが充実しているのも魅力。希少な動植物が生息する「やんばるの森」は、世界自然遺産にも登録されています。

【第7位:奄美大島(鹿児島県)】

本土(鹿児島県)と沖縄本島の中間に位置する奄美大島。加計呂麻島や喜界島、与論島など8つの島を含めて奄美群島、もしくは奄美大島と呼ぶこともあれば、その中で一番大きな島を大島、もしくは奄美大島と呼ぶこともあります。
原生林が広がり、豊かな生態系を持つ奄美大島。マングローブの林ではカヌー体験が楽しめます。倉崎海岸、土盛海岸、ヤドリ浜、打田原(うったばる)ビーチなど美しいビーチが多数あり、ダイビングやシュノーケルなど海のアクティビティも楽しめます。

【第8位:礼文島(北海道)】

「花の浮き島」とも呼ばれる礼文島(れぶんとう)では、300種以上もの高山植物を見ることができます。中でも礼文島の町花となっているレブンウスユキソウの群生地などが有名です。今回ランクインはしませんでしたが、すぐ隣にある利尻島も人気があり、礼文島からは利尻富士(利尻山の別名。標高約1917m)を望むこともできます。礼文島には稚内からフェリーで約2時間程度で訪れることができます。

【第9位:種子島(鹿児島県)】

鹿児島の佐多岬から南東約45キロメートルのところにある種子島は、鉄砲伝来の地としても有名。離島ならではの自然の豊かさはもちろん、宇宙との関わりが深いのも種子島の魅力です。種子島には国内最大のロケット発射基地があり、宇宙開発技術に関する展示を「種子島宇宙センター」で見ることができます。

【第10位:軍艦島(長崎県)】

軍艦島は通称で、島の正式名称は端島(はしま)といいます。海底炭鉱によって栄えた島で、島内には炭鉱関連施設や高層アパートがせめぎあうように建てられましたが、閉山と共に無人島となり、島全体が廃墟となっています。その姿が戦艦「土佐」に似ているとのことから、軍艦島と呼ばれるようになったそうです。
軍艦島には上陸見学(指定された区域のみ)が可能です。なお、日本最古の高層鉄筋アパート「30号棟」をはじめ、老朽化による建物の崩壊も懸念されており、建物群の原型をとどめた姿を見るためには、早めに訪れたほうが良いかもしれません。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース