お巡りさんの善行がSNS上で大きな注目を集めている。「ちょっと事故って靴紐どっか行っちゃったからなんか紐持ってないですか?ってお巡りさんに聞いたら、自分の靴から靴紐とってあげてた」と写真付きで件の善行を紹介したのはたたまるさん(@cbr600rr_nc23k)。
事故で靴紐を失くしてしまったバイカーに惜しげもなく自身の靴紐をあげてしまったお巡りさん。安全性への配慮もあってだろうが、その職務の域を超えた心遣いと優しさに、SNSユーザー達からは
「いい警察官もたくさんいますよね。。」
「こんなお巡りさんもいらっしゃるのね 素晴らしい…変なのにしか当たったことない」
「点数でボーナス決めないで、こういう方にボーナス配るべきですね。警察官以前に人としてのかがみです。」
「羽田空港所属の警察官は皆んな良い人ばかりだよー!明日、所属の人に言っておきます」
「お縄になる人もいれば、お紐をもらう人もいると。」
など数々の驚きと絶賛の声が寄せられている。
たたまるさんにお話をうかがってみた。
ーーこのお写真を撮影された際のシチュエーションをお聞かせください。
たたまる:バイク5台で羽田空港のターミナルに向かって走っていたのですが、前から2台目の子が壁とバイクに挟まるような事故を起こしてしまい、左腕を擦り剥いたり、左側は服も破け履いていたマーチンも削れていました。とりあえずこの場所はカーブで危ないから広いところまで行こうとなり、すぐ近くの広場に移動してバイクや怪我の状況を確認しました。そしたら巡視に来ていたお巡りさんが「こんばんは〜」と話しかけに来て事故のことや、たわいもない会話を10分くらいしました。その後、お巡りさんは「じゃあ気をつけてねー」と職務に戻って行きました。
ーーお巡りさんが靴紐をくれた経緯をお聞かせください。
たたまる:しばらくして事故した友達が帰る支度を始めたら、靴紐がないことに気付きました。私たちも紐がないか確認したのですが、誰も使えそうなものを持っていませんでした。そこに先ほどのお巡りさんが戻ってきたので、「タイラップや紐とかって持っていらっしゃったりしませんか…」と聞いたら「流石にないな〜」と言いながら自分の靴紐を取って友達に渡しました。
お巡りさんの行動にびっくりしてしまって、はじめ言葉も出ませんでした。でもこんな優しいお巡りさんいるんだなぁと感激し、すぐ写真を撮りました。感謝しかなかったです。
ーーお巡りさんの年代や雰囲気などご印象をお聞かせください。
たたまる:まだ若い方ぽかったです。20代後半くらいの方だと思います。とても爽やかで、気さくで明るい方でした。
ーーこれまでの反響についてご感想をお聞かせください。
たたまる:びっくりするくらいのリツイートといいねで、携帯の通知が丸二日間止まりませんでした。
◇ ◇
件のお巡りさんのような心遣いができる人が評価されるような社会であってほしいものだ。
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