スマホ買い替え周期 iPhoneユーザーはより長期化? 「スマホが高騰したから」「今のスマホで満足」

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昨今の半導体不足や円安の影響でスマートフォンの価格が高くなってきていると聞きますが、みなさんはどのぐらいの周期でスマホを買い替えていますか。1都3県在住の20~60代の男女500人にスマホの買い替えまでの期間の変化を聞いたところ、「あまり変わらないと思う」が6割を占めたものの、約3割の人が「買い替え期間が長くなった・長くなりそう」と回答しました。また、買い替え期間が長くなった・長くなりそうな理由は「スマホの高騰」が半数以上だったそうです。

株式会社ニューズドテックが、2022年8月に「スマホカルテ調べ、スマホの買い替え期間調査アンケート」と題して実施した調査です。なお、回答者の利用端末シェアは、iPhoneユーザー(47%)、androidユーザー(53%)となっています。

はじめに、「スマホの買い替え期間の変化」について聞いたところ、「あまり変わらないと思う」(61%)が6割を占めたものの、「買い替え期間が短くなった」(4%)、「買い替え期間が短くなりそう」(7%)が合わせて11%だったのに対して、「買い替え期間が長くなった」(17%)、「買い替え期間が長くなりそう」(11%)と回答した人が28%いることが判明し、2月に実施した同条件での調査結果(21%)から約半年で7ポイントほど上昇したといいます。

続いて、「買い替え期間が長くなった・長くなりそう」と回答した140人に「買い替え期間が長くなった理由」を聞いたところ、「スマホが高騰したから」(57.1%)、「今のスマホで満足」(46.4%)、「データ移管の設定が面倒」(21.4%)、「機種変更(手続き)が面倒」(18.6%)といった回答が上位に並びました。

これを機種別(iPhone・androidスマホ)で見ると、「スマホが高騰したから」「今のスマホで満足」の項目において、androidユーザーよりもiPhoneユーザーで多い傾向が窺えたといいます。

調査結果から同社マーケティング部の冨永潤一さんは、「『スマホが高騰しているから』は円安の影響、『今のスマホに満足しているから』は毎年発売される新商品に対する魅力を感じないユーザーが増えたという裏付けでもあります。その傾向がandroidユーザーよりも若干ですが、iPhoneユーザーの方が多い点からも、9月に発表を控えるiPhoneの売れ行きがどうなるか、注目していきたいところです」と説明しています。

また、同調査によるとiPhoneとandroidスマホの購入時期の「ピーク値」は、iPhoneが2020年がピークだったのに対して、androidスマホは2021年がピークとなっていたといいます。

この調査結果を踏まえて、「買い替える予定はいつ頃ですか」と聞いたところ「買い替えの予定が無い」(52%)が最も多く、以下、「1年後」(14%)、「2年後」(12%)と続く結果となったそうです。

調査結果から同社の冨永さんは、「iPhoneはそもそも高額で、分割で支払う方が多いはず。当然、支払いサイクルも2年以上になりがち。さらに、買い替え予定が無いというユーザーが実際に半数も存在し、高額で買わない、今のスマホで十分といったユーザーがandroidユーザーよりも若干多い点からも、これからのiPhoneユーザーの買い替えサイクルがより長くなるのではと予測されます」と分析しています。

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