日本は妻に比べて夫が育児や家事に費やす時間が圧倒的に少ないといわれていますが、共働き世帯においての実態はどのようなものなのでしょうか。全国の20~39歳の配偶者と子どもがいる働く女性300人に聞いたところ、家事育児の家庭内での割合で最も多かったのは、「夫1:妻9」でした。また、家事・育児の割合の満足度については、約4割の女性が「改善してほしいと思っている」と回答したそうです。
株式会社WDCが「家事育児の割合に関するアンケート」と題して2022年7月に実施した調査です。
まずはじめに、「家計の収入割合」を聞いたところ、最も多かったのが「妻4:夫6」の24.33%、次いで「妻3:夫7」の20.00%という結果になりました。
一方、「家事・育児の家庭内での割合」に関しては、「夫1:妻9」が21.00%と最も多く、収入の割合に比例せず、妻に家事・育児の負担が寄っていることが窺える結果になったそうです。
続いて、「現状の家事育児割合の満足度」については、40.33%の女性が「おおよそ満足している」と回答した一方で、「やや改善してほしいと思っている」(25.33%)と「改善してほしいと思っている」(16.67%)を合わせた42.00%の人が、現状の家事・育児について「改善してほしいと思っている」ことが判明しました。なお、具体的な改善点については、以下のようなコメントが寄せられたそうです。
▽もっと育児に参加してほしい
▽子供主体で考えて欲しい
▽もっと子供との時間を持ってほしい
▽自分から動いて欲しい。手伝う感覚ではなく自発的にやって欲しい
▽もう少し積極的に動いて欲しい
▽頼まなくても気がついた方がやってほしい
▽言われなくても進んで家事をしてほしい
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調査を行なった同社は、「家事・育児に関して、手伝い感覚ではなく積極的に主体性を持って関わってほしいと考えていることがうかがえました。男性の育児休暇制度の促進や女性の社会進出が進んでいますが、まだ過渡期であることや、男性側に『家事育児は女性がするもの』という意識が残っていることが原因なのかもしれません」と述べています。
【出典】
▽働くママの約4割が不満を抱えている!共働き世帯の家事育児に関するアンケートを実施
https://reaho.net/magazine/questionnaire/workingmama/
▽リアほ
https://reaho.net/