すかいらーくホールディングスの広報室に聞いた「猫」っぽい反応の謎とは!?
「猫」っぽい反応→既存のプログラムに「独自のアレンジ」
ーー御社グループ「ガスト」および系列レストランにて、「ネコ型配膳ロボット」はいつ頃から導入されているのですか?
「2021年8月上旬より実験を開始しました」
ーー「ネコ型配膳ロボット」導入のきっかけは?
「実験店にて、親しみやすいネコ型ロボットがお客さまから大変ご好評をいただき、導入を決定いたしました。ロボットがフロアで料理の運搬を担うことで、人による接客品質やクレンリネス(清潔さや衛生を保つこと)の向上を図ることができます。また、運搬業務の作業軽減により、シニアスタッフにも優しい職場環境を実現できる、という思いから配置することにいたしました」
ーー可愛い反応を示す「ネコ型配膳ロボット」に対して、「見たい」「ガストに行きたい!」という声もたくさん寄せられていましたね。こういった反響は想定されていたものだったのでしょうか?
「はい。お客さまからも大変ご好評をいただいており、ありがたく感じております。また、お客さまと働く従業員とのコミュニケーションのきっかけにもつながっております」
ーーいわゆる「猫」を想像させる「ネコ型配膳ロボット」の反応は、御社独自のプログラム設定なのですか?
「既存のプログラムに弊社独自のアレンジを行っております」
ーーなんと!今後は「ネコ型配膳ロボット」以外にもどんなサービス展開を…?
「ITデジタルを活用し、お客様の利便性向上と従業員の働きやすい環境づくりへの改革を続けていきます」
◇ ◇
「ガスト」や「バーミヤン」での「ネコ型配膳ロボット」の目撃情報の中には、「かわいいネコロボットに会いたくてガストによく行くけど、2回に1回は厨房のおじさんが運んでくる罠」「周りはねこちゃんが運んできたのに、自分は店員さんだった。『ねこちゃんじゃない』と声が出てしまったら店員さんが『人間ちゃんです』とw」など、お客さまと店員さんたちとの楽しいやり取りのエピソードも寄せられていました。
IT化、ロボット化されるサービス業界の未来は、意外に人間味あふれる楽しいものなのかもしれないですね。