スニーカー投資の実態…何を買う?いくら稼いだ? 経験者212人に聞いた

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「スニーカー投資」という言葉が聞かれるようになった。

スニーカーという用語がはじめて使われたのは1916年と言われる。17年にはコンバースから革新的なバスケットシューズ「オールスター」が発売。世界的に普及していったのは70年代。90年代には日本でもブームを巻き起こした。

いまや人気モデルが発売されるたびに争奪戦となり、フリマアプリでは定価以上の「プレ値(プレミアム価格のこと)」での取引も活発化している。ラグジュアリーブランドからも次々コラボモデルが発売され、往年のレアモノはヴィンテージ価値がつき、オークションに出品されることも。まるで芸術品のような扱いだ。

身近なファッションアイテムの代名詞と言えるスニーカーは、2023年には世界でおよそ3兆円の巨大市場になるとも予測される。さらに100年を超える歴史を持ち熱狂的なファンも多い。定価にとらわれない投資的価値が評価されているのも自然だと言えるのかもしれない。

投資というと敬遠する人も多いが、スニーカーはお小遣い程度で買える価格だし、何よりどこでも売っている。証券口座をつくって株を売買するより100倍はハードルが低い。

だが、実際いくら稼げるのか? そのあたりの本音を、株やFXなど投資の経験者2434人に聞いた調査から抜粋して見てみよう。

調査元は、絵画や高級ワインなどのコレクション資産を管理するサービス「COLLET」を運営するbetween the arts。COLLETには最近「スニーカー」も登録できるようになったとのこと。

ではまず、スニーカー投資の普及度から。

【Q:スニーカー投資に興味がありますか】※ひとつのみ回答

興味がある 13.39%
やや興味がある 19.97%
興味がない 57.40%
すでに投資したことがある 9.24%

投資をしている人でも、スニーカーには「興味がない」との答えが過半数。だが、1割程度はもうスニーカー投資をはじめているという結果。これを多いと見るかどうか?

では次に、スニーカー投資をしたことがあると答えた212人を対象にした調査を見てみよう。気になるのは、どこのブランドのスニーカーを狙うか。

【Q:スニーカー投資で利益を上げたことのあるブランドはどこですか】※いくつでも回答

NIKE 69.81%
adidas 24.53%
PUMA 18.87%
Reebok 13.21%
New Balance 16.04%
FILA 4.25%
CONVERSE 10.38%
VANS 7.55%
その他 2.83%

ブランド別で見ると、もう間違えようのないほど明らかにNIKEだった。スニーカー投資=「NIKE投資」と言えるのではないかというくらい、強すぎる。

とはいえ他のブランドでも利益は出ているようだ。「その他」の回答にはルイ・ヴィトンなどのラグジュアリーブランドも含まれていた。

スニーカーはモデルやカラー、コラボ、復刻など価値を決める要素がバラエティに富んでいることも大きな特徴だ。

では最後に、実際どのくらい稼いでいるのか?

【Q:スニーカー投資でこれまでに得た利益の合計はいくらですか】※ひとつのみ回答

1万円以上 50.94%
5万円以上 18.40%
10万円以上 13.21%
30万円以上 7.55%
50万円以上 2.83%
100万円以上 7.08%

…このような結果に。約半数は1万円~5万円まで。お小遣い稼ぎ程度ではじめてみた人も多いのかもしれないが...すでに100万円以上稼いでいる人が約7%いるのも驚きだ。

大金持ちになるのは難しいかもしれないけれど、「いつか売れるかもしれない」と考えてスニーカーを選んでみるだけで、だれでも「スニーカー投資家」にはなれるもの。そんな手軽さも、話題を集めている理由のひとつなのかもしれない。

   ◇   ◇

「スニーカー投資に関する実態調査」

【調査概要】
・調査期間:2022年6月18日~2022年6月27日
・調査機関:(調査委託先)株式会社アクロスソリューションズ
・調査対象:「投資商品を購入したことがある」18歳~ 99歳以下の男女
・有効回答数:n=2434
・調査方法(集計方法、算出方法):インターネットによる任意回答

【出典】
▽between the artsが「スニーカー投資に関する実態調査」を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000061309.html
▽コレクション資産管理サービス「COLLET」
https://collet.am/
▽株式会社between the arts
https://bwta.jp/

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