「東西線のここ、短歌になってるのいつ見ても好き。」そんな一文とともに投稿されたツイートが大きな反響を呼んでいます。ツイートに添えられていた画像には、東京メトロ・東西線の駅名が並んだ路線図が。一体どこに短歌が? と思われた方は、実際に声に出しながらこの駅名を上から読んでみてください。
<上の句>
東陽町(とうようちょう)→南砂町(みなみすなまち) →西葛西(にしかさい)
<下の句>
葛西(かさい) →浦安(うらやす) →南行徳(みなみぎょうとく)
路線図の駅名の並びに、なんともリズミカルな「五・七・五・七・七」の短歌が隠されていたのです!このツイートには約35万件ものいいねがつき大きな話題に。 リプライ欄には、「日本人ならついつい声に出して読みたくなってしまいますね。」「何度も東西線には乗ったはずなのに気が付きませんでした…!!」「君が代のメロディで歌えるやん!」「気持ちのいいリズム!」「声出して読みたくなる」と、駅名✕短歌の意外な組み合わせに多くの人の反響が寄せられました。
実は10年ほど前から気がついていたという投稿者のニャロメさん(@nyaromekusakabe)にお話を伺いました。
「ここの短歌の部分好きなんだよなという思いでツイートしました。」
――東西線の駅名が短歌になっているのに気がついたのはいつ頃でしょうか?
「短歌に気づいたのはもう10年くらい前だと思います。ふとしたきっかけでここが短歌になっているというのを知ったと記憶しています。」
――どういった思いで、このツイートをしたのでしょうか?
「今回たまたま東西線を利用する機会があり、駅の路線図が短歌を切り取るのにわかりやすく並んでいたので、ここの短歌の部分好きなんだよなという思いでツイートしました。」
――なかなか短歌になっていることには気がつかないと思うのですが、よく気がつきましたね。
「五七五を普段から探してしまうというわけではないのですが、こうやって日常のふとした中に偶然見つかる短歌には語感の良さも相まって惹かれるなと思います。」