みなさんは自身の青春ソングといわれたらどんな曲を思い浮かべますか。2022年に還暦を迎える全国の男女2000人に聞いたところ、1位に選ばれたのは松田聖子さんの『赤いスイートピー』でした。また、男性が選んだ1位は、太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』、女性が選んだ1位は、こちらも松田聖子さんの『赤いスイートピー』だったそうです。
PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)が、2022年4月に「2022年の還暦人に関する調査」として実施した調査です。
2022年に還暦を迎える人に「自身の青春ソングはなんですか」と聞いたところ、1位には松田聖子さんの『赤いスイートピー』(53人)が選ばれました。次いで、2位にイルカさんの『なごり雪』(32人)、同率3位に荒井由実さんの『卒業写真』、太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』(いずれも30人)、5位に松田聖子さんの『青い珊瑚礁』(29人)と続き、松田聖子さんの曲がTOP5に2曲ランクインしました。
男女別にみると、男性では1位『木綿のハンカチーフ(太田裕美)』(24人)、2位『青春時代(森田公一とトップギャラン)』(22人)、3位『青い珊瑚礁(松田聖子)』(17人)、4位『なごり雪(イルカ)』(13人)、5位『赤いスイートピー(松田聖子)』(12人)となりました。それぞれの曲を選んだ理由については以下のようなコメントが寄せられたそうです。
▽木綿のハンカチーフ(太田裕美)
・歌詞が響いた曲だから
・当時の恋人との別れを思い出すから
▽青春時代(森田公一とトップギャラン)
・学生時代に流行っていたから
・思い出の曲だから
▽青い珊瑚礁(松田聖子)
・青春真っ只中に聴いていた曲だから
・学生時代、大好きな曲だったから
▽なごり雪(イルカ)
・卒業式で歌った思い出の曲だから
・卒業式の帰りに友達と口ずさんだ曲だから
▽赤いスイートピー(松田聖子)
・ドライブでよく聴いたから
・学生時代の思い出がよみがえるから
他方、女性では1位『赤いスイートピー(松田聖子)』(41人)、2位『卒業写真(荒井由実)』、3位『なごり雪(イルカ)』、4位『時代(中島みゆき)』、5位『いとしのエリー(サザンオールスターズ)』となりました。それぞれの曲を選んだ理由については以下のようなコメントが寄せられたそうです。
▽赤いスイートピー(松田聖子)
・当時の恋人とよく車の中で聴いていたから
・恋愛をしていたときによく聴いていたから
▽卒業写真(荒井由実)
・歌詞に重なる思い出があるから
・学生時代を思い出す曲だから
▽なごり雪(イルカ)
・青春の思い出の曲だから
・学生時代、友人とよく歌っていたから
▽時代(中島みゆき)
・当時、この曲を聴いて救われたから
・勇気をもらった曲だから
▽いとしのエリー(サザンオールスターズ)
・恋人が名前を変えて歌ってくれたから
・高校生のころによく聴いていた曲だから
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続いて、「自身の“今までの60年”を表す漢字(1字)」を聞いたところ、1位「楽」(149人)、2位「苦」(128人)、3位「幸」(102人)、4位「忍」(100人)、5位「無」(68人)といった回答が上位に並びました。
男女別に見ると、男性・女性とも「楽」(男性:62人/女性:87人)と回答した人が最も多く、その漢字を選んだ理由を聞いたところ、男性は「辛いことも結局は楽しみにつながったから」「楽しく暮らすことができたから」、女性は「人生を楽しむことができているから」「辛いことよりも楽しいことを思い出すから」といった回答があり、辛いことや苦しいことを経験しても、これまでの60年を総括すると“楽しかった”と感じている人が多いことが伺えたそうです。
2位以下をみると、男性では2位「苦」(59人)、3位「忍」(49人)という結果に。「苦」を選んだ人からは「苦労の連続だったから」「お金の苦労が尽きなかったから」などが挙げられ、「忍」を選んだ人からは「耐え忍ぶ人生だったから」「我慢することが多かったから」などの声が寄せられたといいます。
一方で、女性では2位「幸」(70人)、3位「苦」(69人)と続きました。「幸」を選んだ人からは「幸せを感じることが多かったから」「健康で家族と平和に暮らせているから」などが挙げられ、「苦」を選んだ人からは「苦しい時期が多かったから」「金銭的にずっと苦しかったから」などが挙げられたそうです。