「黄色いリボン」の意味を説明すると不機嫌になる人も…
ーーツイートの少年が声をかけてきたとき、大和くんはどんな様子でしたか?
「大和は、子どもが近くにいるときは基本的に私の後ろにいるので、このときも落ち着いていました」
ーー今回のokaaさんのツイートに対して、『イエロー・ドッグ・プロジェクト』を初めて知った、意味を教えてほしいというリプライが多かったですね。
「私もあまりにも知らない方が多くて驚きました…。散歩中に近づいてくる人や、犬を近づけて来る人には黄色いリボンについてお話をさせてもらっていますが、なかには不機嫌になる人もいます…。黄色いリボンのプロジェクトについてもっと広まるといいと思います」
ーー大和くんはどんな理由で「黄色いリボン」をつけているのですか?
「大和は究極の内弁慶で、家では暴れん坊で元気で頑固なおじさんなのですが(笑)、外では人も犬も猫も、何なら鳩も怖がるのと、もし子どもや犬を近づけてこられて、恐怖のあまり子どもや犬を噛んでしまったら、お互いに悲惨な結果になってしまうからなんです…」
ーー『イエロー・ドッグ・プロジェクト』は、自分の愛犬だけでなく、出会う人や犬を守るための目印でもあるのですね。「黄色いリボン」や「黄色いアイテム」をつけている犬を見かけた場合、どんな対応をしてもらうのが理想ですか?
「私に声をかけてくれるのは大丈夫なので、少し離れて挨拶をするくらいで、立ち止まらずにすれ違えるのが理想です」
◇ ◇
人にもさまざまな事情があるように、犬にもいろんな事情があります。見かけたわんこに近づきたいときは、まずは飼い主にきちんと声をかけ、必ず許可を取ること。もし断られても、それはあなたの子どもや犬、そして、あなた自身の安全のためなのです。そして、「黄色いリボン」や「黄色いアイテム」を身につけた犬を見かけたときは、どうか近づかずにそっと見守ってあげてくださいね。