老後に不安を感じる人は98%…その一方で「老後の備えをしていない」人が3割超 「今の生活で手一杯」の声多く

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みなさんは、これから先の長い人生について具体的に考えたことはありますか。人生100年時代を迎えて、「健康寿命」だけでなく「資産寿命」も伸ばさなければならない時代になりました。全国の40歳以上の男女500人(女性290人/男性210人)を対象に「老後に関するアンケート調査」を実施したところ、100%近い人が「老後の生活について不安を感じている」と回答しました。一方で3割超の人が「老後の備えはしていない」と回答したそうです。

保険マンモス株式会社が2022年4月に実施した調査で、おもに40~50歳(71%)、51~60歳(24%)、61~70歳(5%)の人が回答しています。

はじめに、「老後の生活について不安を感じていますか」と聞いたところ、98%もの人が「不安を感じている」と回答しました。

また、「どのような点に不安を感じていますか」と聞いたところ、第1位は「老後の資金」(414人)でした。次いで、第2位に「年金制度」(327人)、第3位に「病気やケガ」(294人)、第4位「認知症」(248人)、第5位「介護」(211人)といった回答が続き、多くの人が年金制度に不安を抱いていて、「公的年金だけでは不十分」と感じていることが伺えたといいます。

老後の備えについて聞いたところ、「備えている」と回答したのは64%(318人)でした。「具体的にどのような備えをしていますか」と聞いたところ、資金面では「老後資金の貯蓄」(70%)、「資産運用」(43%)といった回答が上位に。健康面では「適度な運動」(46%)、「栄養バランスが取れた食生活」(39%)といった内容がみられました。

一方で、「老後の備えをしていない」と回答した36%(182人)に「老後の備えをしていない理由」を聞いたところ、「今の生活で手一杯で貯金に回せるお金がない」「忙しくて自分たちの将来を見直す時間がとれていない」などに回答が集まりました。「何も考えずに生きている」「まだ現実感が湧いてこないから」「なんとかなるような気がする」「老後より今の生活を大切にしている」「これから具体的に考えていきたい」といった回答もあったそうです。

最後に、「老後の備えに資産運用を行っている」と回答した138人に、「具体的にどのような資産運用を行っていますか」と聞いたところ、「投資信託」(75%)、「株式投資」(67%)に回答が集まったそうです。

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