みなさんは、親や友人、知人にお金を借りたことがありますか。仕方なくお金を借りざるを得ない状況になってしまうことはあると思いますが、どんな理由なら「お金を貸して欲しい」と頼めるのでしょうか。そこで、親・親戚・友人・恋人などにお金を借りたことがある220人(女性135人/男性85人)に聞いたところ、お金を借りる理由は「生活費」がダントツでした。また、お金を借りるときに「嘘をついたことがある」と回答した人は全体の5%だったそうです。
保険マンモス株式会社が2022年4月に実施した調査で、おもに30代(41%)、20代(22%)、40代(20%)、50代(13%)、60代(4%)の人が回答しています。
はじめに、「誰にお金を借りましたか」と聞いたところ、ダントツのトップは「親」(163人)でした。次いで、「友人」(43人)、「恋人(婚約者含む)」(22人)、「夫・妻」(13人)と続きました。
次に、「いくら借りましたか(一度に借りた最高額)」と聞いたところ、もっとも多かったのは「10万~50万円未満」(51人)でした。次いで、「1万~5万円未満」(47人)、「5000円未満」(31人)、「5万~10万円未満」(28人)、「5000~1万円未満」(26人)と続いたそうです。ちなみに「1千万円以上」という回答も4人いたそうです。
また、「お金を借りた理由」を聞いたところ、ダントツで多かったのは「生活費(食費・家賃・光熱費・通信費などの支払いも含む)」(79人)でした。以下、「買い物」(36人)、「車やバイクの購入・リフォーム」(33人)、「医療費」「新生活の準備・引っ越し」(いずれも17人)、「クレジットカードの支払い」(16人)、「ギャンブル」(14人)といった回答が続きました。
続いて、「嘘をついてお金を借りたことがありますか」と聞いたところ、95%の人が「ない」と回答しました。また、「ある」(5%)と回答した人に、嘘の内容を聞いたところ、以下のようなコメントが寄せられたそうです。
【嘘の内容と本当のお金を借りた理由】
▽交通違反の罰金を支払わないといけなかったのですが、「生活費」と言って借りた
▽本当はギャンブルで使ってしまったお金ですが、人に貸して返ってこないと嘘をつきました
▽借金返済のためだったが、生活費が必要で…と言った
▽生活していくお金が足りないと言った。遊ぶお金が欲しかっただけだけど
▽脱毛にお金がすぐ必要で、口座が壊れていて今直してるときだから貸してと言った
▽病気で仕事に行けなくなり給料が減ったから、生活が苦しくなったと言って借りました。実際には服の買い過ぎでカードの支払いができなくなってしまったからです
▽生活費が足りないと言った。本当はギャンブルで負けたから。借りた金でもう一勝負するために借りました
さらに、「お金を借りる時、借用書を書きましたか」と聞いたところ、「借用書を知っていたが書かなかった」(65%)、「借用書を知らなかったので書かなかった」(30%)をあわせると95%の人が「借用書を書かなかった」と回答。一方で「借用書を書いた」と回答した人は5%にとどまったそうです。
最後に、「お金を借りた後、その人との関係に変化はありましたか」と聞いたところ、91%の人が「特に変化なし」と回答した一方で、「少し距離が出来てしまった」(7%)、「絶縁状態になった」(2%)という人もいたそうです。