「日本人の舌に最も親しみのある魚」といえばズバリ! 鮭ではないでしょうか。おにぎりの定番の具であり、お弁当でもこれまた定番。魚屋さんはもちろん、スーパーでも目にしない日はないほど流通量も高い親しみのある魚です。
もちろん、コンビニ各社でも、「レンジで温めるだけで簡単に食べられる」鮭をリリースしています。
日本人に馴染み深い鮭だからこそ各社とも抜群の味を提供してくれるはずだと思いますが、果たしてどうなのでしょうか。今回はセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップで販売されている鮭を食べ比べながら、比較しご紹介しますよ!
【セブン-イレブン】最も高額ながらセブンらしいハイレベルの味を楽しめる!
まずはセブン-イレブンの「7プレミアム 銀鮭の塩焼」から見ていきましょう。今回比較するコンビニ4社の中では最も高額の298円(税別)ですが、その分、セブン-イレブンらしい美味しい味の期待が膨らみます。
電子レンジで温めパッケージを開封すると、鮭の滴り落ちるほど脂乗りの良さで、いかにも美味しそうな雰囲気を醸し出しています。
実際に口にすると、レンチンにもかかわらず鮭の身は硬くならず、程よい柔らかさと弾力です。また鮭の臭みもなく濃厚な味を楽しむことができました。このままおかずの一品として、お弁当の一品、おにぎりの具などにしても十分満足できるハイレベルの鮭だと思いました。
【ファミリーマート】花藻塩で漬け込まれた、旨味たっぷりの鮭!
セブン-イレブンの「7プレミアム 銀鮭の塩焼」で大満足した筆者ですが、続いてファミリーマートの「銀鮭の塩焼き」をいただきます。見た目は薄いピンク色で、正直「7プレミアム 銀鮭の塩焼」よりもやや劣るような印象を抱きました。
しかし、実際に口にしてみると、「7プレミアム 銀鮭の塩焼」よりも硬めの食感ではあるながら、鮭にしっとりとした弾力があり、噛めば噛むほどに鮭の旨味を感じられます。花藻塩で漬け込まれているからか、旨味が凝縮されているのかもしれません。
ご飯のおかずに鮭をいただく際、多少塩分強め、旨味強めのものを好む筆者としてはこれはこれで十分満足できる鮭でした。
【ローソン】脂乗りはコンビニ4社の中でダントツ。お酒のおつまみにも良さそうな一品!
続いて、ローソンの「銀鮭の塩焼」をいただきます。今回食べた鮭の中では最も脂乗りが良い印象で、電子レンジで温めると、容器に脂がトロットロに滴り落ちていました。見るからにとろけるような味を期待できます。
いただいてみると、塩味がある一方、鮭の甘さ・脂がほど良く口の中に広がり、香ばしく焼き上がった皮もまた美味でした。もちろんレンチンしても、身が硬直するようなことはなく、程よい弾力で、今まさに焼き上げたかのような印象。
ローソンの「銀鮭の塩焼」もまたご飯のおかずはもちろん、お酒のおつまみなんかにもピッタリの一品のように思いました。
【ミニストップ(TOPVALU)】骨が苦手なお子さん、お年寄りにオススメしたい一品!
最後に、ミニストップ(TOPVALU)「脂がのった骨取り鮭の塩焼き」をいただきます。ミニストップやまいばすけっとは、イオン系列ですので、イオンのプライベートブランド「TOPVALU」の商品を扱うことが多いですが、この鮭もやはり「TOPVALU」の商品。
「TOPVALU」は、安さとボリューム感を重視する傾向が強い先入観がありますが、この「脂がのった骨取り鮭の塩焼き」は他コンビニに比べやや小ぶりの切り身です。もしかすると、「骨取り」によって小ぶりになっているのかもしれません。
さっそくいただくと食感はなめらかで、鮭の旨味をしっとりと感じられました。この点もまた他コンビニとは一線を画しているもので、これはこれで美味しいです。特に骨が苦手な小さなお子さん、お年寄りでも気軽に口に入れられる食べやすい鮭のように思いました。おかずとして食べて余った場合は、炒飯などの具にしても良いな、なんて思いました。
【まとめ】各社とも明確な差別化と個性が打ち出されていた!
当初、「鮭は比較が難しいのではないか」という思いもあった筆者ですが、実際に食べ比べて見ると、各社とも確実な差別化がはかられ、個性を打ち出しているように思いました。個人的なベストは、やはりセブン-イレブンの「7プレミアム 銀鮭の塩焼」でしたが、食べる人によって好みが分かれることと思います。日本人にとってのド定番の魚・鮭、ぜひあなた好みの一品を見つけてくださいね!