2歳児がかけた電話の相手は 「何度も【ぞうさん】と言っていましたよ」恩師からのメッセージに15万人がほっこり

竹内 章 竹内 章

「友達の子供や赤ちゃんからよく電話がかかってくる あ行だから」とは、数年前に話題になった俳優の浅野忠信さんのツイートですが、赤ちゃんや幼児がスマホを触っているうちに電話がかかってしまう“ハプニング”はあちこちで起きているようです。Twitterユーザーのひとわ3人のとっと(@hitowatti)さんが寝落ちしている間、2歳児が通話した相手は23年前の高校の担任の先生でした。

「先日スマホを2歳が触ってたんですが僕が先に寝てしまって翌日履歴を見ると23年前の高校の担任の先生に電話をかけてました。「子どもが架けてしまってすいません」的なショートメッセージを送ると「何度も【ぞうさん】と言っていましたよ」ときたので返信に困っています どうやら2歳と会話したようです」

恩師とのまさかの“再会”をつぶやくと、リプ欄や引用リツイートで同様の微笑ましい体験を報告する人が続出。「我が猫はおかんに電話してました」「そんな間違い電話なら、私も掛かってきて欲しい」などのコメントとともに15万人以上がほっこりしました。

気になる返信は…

さて、気になる返信は…。ひとわ3人のとっとさんに聞きました。

ー返信、悩みますよね

「ショートメッセージで『僕だけじゃなく時を超えて僕の子どもまで見て下さりありがとうございます!』と送りました。それ以降は返ってきてません」

ー2歳児さんと先生の通話はどれぐらいだったのでしょうか

「2分ほどです。6歳の長女が小さい時もありましたが、その時は適当な番号を押していたのでつながることはなかったですが、会話になってしまったのは今回が初めてです」

恩師は高校1年生のころクラス担任だった音楽の先生(男性)。とにかく明るいキャラクターで、しかる時も「おいおい!そこでなにをしとるんだ!な~に~をしとるんだ!!」が口癖だったそう。高校2年、3年になっても学校で話しかけてくる、そんな先生でした。現在は70歳~75歳くらいといいます。

3年ほど前にあった同窓会が卒業以来の再会となり、連絡先を交換しました。同窓会での懐かしい話に花が咲く中で驚いたのが、先生がひとわ3人のとっとさんの母親のことを覚えていたことでした。「何年も先生をしている中で、20年以上前の一人の生徒の母親まで覚えてくれている。その時はあまり感じませんでしたが、本当に生徒思いの先生だなぁと感じました。他の先生はあまり記憶にないですが、この先生だけは特別です」

「時の流れを実感しました」

ー高校時代に戻ったような気持ちでしょうか

「まさか自分の子と恩師が話すとは…と思ってツイートしたのですが、『先生も自分が担任した生徒の子どもと話せてうれしかったのでは』というリプがあり、感慨深い気持ちになりました。高校生だった自分が家族を持って子どもがいるんだなぁ、そして子どもの声を恩師が聞いてくれたんだなぁ、と。時の流れとともに、育児と仕事の両立はしんどい時もあるけど幸せなんだなぁという気持ちです!」

ースマホ時代ならではエピソードですよね

「読んでほっこりしてくれた方や共感していただいた方が多かったから、こんなにいいねをいただいたんだと思います。子育て中でふっと肩の力が抜けるようなような瞬間になっていたのならうれしいです。今回は先生だったからよかったのですが、他のリプにもあるように110番や118番につながってしまっては迷惑をかけてしまいますので、今後は気を付けます」

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