「急な腹痛で子を誰かに託す事もできず、ベビーカー押して多目的トイレにとりあえず駆け込む。腹痛と子に気を取られつつ「これ音が外に漏れたなら居座ってゲームしてる人じゃん」と焦った思い出。
トイレで急なトラブルに見舞われた保護者が、スマホを手に動画を見せてで必死に子どもをあやすという、子育てあるあるマンガを投稿したのは、3歳の男の子ママ浅木胡逸さん(@asagiko)。当時の状況やパニックの乗り切り方を聞いてみました。
−−トイレで焦る様子が伝わってきます。
「大体1歳から2歳頃、外の環境にも慣れてベビーカーで近場の公園や施設に遊ばせに行ったり、買い物に連れて行ったりした頃のことです。リプライにも、トイレに集中したいのにあやさなくちゃいけないのが辛かった、というコメントがあり、みんな同じようなことを経験してるな、と思いました」
−−お子さまは、どんな様子でした?
「最初は動画やゲームを楽しんでいましたが、やはり母が苦しんでいると不安になるようで、時間が経つと、手足をバタつかせたり声を上げたりしていました。 それに伴って、こちらも内心焦った記憶があります。でも、ベビーカーのお蔭で動きは制限できるのでそこは安心でした」
−−なぜ、今、この漫画を?
「実は、最近また同じような状況になったんです。でも、当時とは違って、トイレの個室の中で子どもが「だいじょうぶ?」と心配して待っていてくれたんですよね。あの時とは違う、あの時は大変だったなぁと懐かしく思い出して描きました」
−−それはやさしい!ステキなお子さまですね。でも、こういうことがあると子どもと2人での外出が怖くなったりしません?
「急な腹痛は、それまでにも何度か。だから、これきっかけでお出かけが怖くなることはありませんでした。でも、お出かけ先で何かあった時にベビーカーごと駆け込めるトイレがあるかどうか、は事前に必ずチェックしていました。 また、トイレがあったとしても1カ所だけだと埋まっている可能性もあります。2カ所くらい見込める所でないとお出かけ先の候補から外すことにしていました」
−−危機管理がすごいですね。
「入念に準備してもトラブルに見舞われる可能性はあるんです。子どもに気を取られて、多めに下ろしたお金が入った鞄を電車に忘れた時は本当に冷や汗ものでした。笑顔で子どもをあやしたりオムツを替えたりしながら、駅員さんに事情を説明。平静を装いながらも、内心大パニックで、ものすごく、消耗しました。無事戻ってきた時には安心から腰が抜けそうになりました」
事前のチェックでトラブルを防いだり、トラブルがあっても動けるようにイメトレする事が大切だと話す浅木さんは、育児での悲喜こもごもを漫画にして、ツイッターに投稿しています。共感しまくりの漫画、ぜひご一読を!
■Twitter https://twitter.com/asagiko