宝くじでも当たらないかなぁと思っているみなさん、もし10億円当たったら何をしますか。そこで、全国の男女500人(女性339人/男性161人)に「10億円当たったら」と聞いたところ、もっとも多かった回答は「家・マンションを買う」でした。また、約8割の人が実際に当たったら、配偶者やパートナーなどに「話す」と回答したそうです。
保険マンモス株式会社が2022年3月に実施した調査で、おもに31~40歳(37%)、41~50歳・51~60歳(25%)、20~30歳(20%)の人が回答しています。
まず、「年末ジャンボ宝くじが当たる確率」については、発売枚数4億4000万枚であった場合、なんと1等が当たる確率は2000万分の1だそうです。東京都の人口が約1400万人なので、天文学的な数字であることがわかります。
「もし10億円当たったらなにに使いますか」と聞いたところ、1位は「家・マンションを買う(リフォーム含む)」(223人)でした。次いで、2位「貯金・預金(老後資金含む)」(217人)、3位「投資(株式・不動産・投資信託など)」(106人)、4位「旅行(海外・世界一周も含む)」(72人)、5位「家賃収入を得るための不動産を買う」(70人)といった回答が続きました。そのほかでは、「宇宙に行く」「保護猫カフェに貢ぎまくる」「田舎の山を1つ買って、捨て犬・捨て猫の家を作って、動物達に囲まれて一緒に暮らす」などが挙がったそうです。
「もし10億円当たったらどうするということを考えたことや誰かと話したことはありますか」と聞いたところ、53%の人が「ある」と回答。また、「実際に当たったら、配偶者やパートナーなど近しい人に話しますか」と聞いたところ、75%の人が「話す」と回答、25%の人は「話さない」と回答したそうです。「話さない」理由についての具体的なコメントは以下の通りです。
【10億円当たったことを話さない理由】
▽金銭的なトラブルに巻き込まれたら嫌だから
▽盗まれたら困るから▽いくら身近でも1人に話せば、あっというまに広がると思うから
▽少し貸してほしいなど言われて争いになりそうだから
▽今の幸せがなくなりそうなので
▽お金や欲は、簡単に人間関係を破壊してしまうものだから
▽話すと、分けてあげないといけなくなるから
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調査を行った同社は、「宝くじは購入金額の一部が税金となっており、当選金にも課税すると二重課税になってしまうため、所得税や住民税を取られることはありません。ただし、家族に分ける、自分で使いきれずに子供が相続するとなると、それぞれ贈与税・相続税がかかる可能性がある点に注意が必要です」と説明。「税務署から問い合わせがあった、という話はよく聞きますが、お金の出どころを不審がられたときにあると便利なのが『当選証明書』です。当選金が100万円を超える場合に発行してもらえますが、自動的に発行されるわけではないので、みずほ銀行で手続きするときにお願いしましょう。なお、インターネットで購入した宝くじには『宝くじ当選金』と表示されるので安心してください」と述べています。