16日夜遅く、宮城県と福島県で震度6強を観測した地震。断水が続く地域もありライフラインの復旧が急がれる中、新潟県長岡市を拠点に活動する廃材アートアーティスト、加治聖哉さん(@scrapanimal)の投稿が注目を集めています。水道メーターの写真とともに「古いお家にお住みの方、今みたいな地震で地下の水道管に亀裂はいって、めちゃくちゃ水道代かかってることあるので、自宅の水栓確認してください!」と呼び掛けています。話を聞きました。
「これでうちは2回やられてます 1回の請求が26万でした 水漏れしてると銀の所が尋常じゃなく回ります 何の音もせずに漏れるんで、マジで確認を!!」のツイートに、同様の経験をしたユーザーが反応。1万いいねとともに「能登沖地震の時は5カ所から漏水しました」「微かな漏水やったが検針のおばちゃんが "いつもより使用料少し増えてますよ、漏水してませんか?" とポストにメモを入れてくれてた。1カ月前ほどに震度5の地震があった」などの声が上がり、「ブレーカーの話はかなり認識できた感があるけど、これは見逃しそう!」と大急ぎで自宅のメーターを確認するユーザーも。
16日夜の地震では、住んでいる地域が震度5弱に見舞われ、「物が落ちるような被害はなかったが、横揺れな感じで大きな船に乗って横揺れるようだった」という加治さんに聞きました。
ー26万円の請求に驚きました
「2回ともそう大きくない地震だとは思うのですが、水道屋さん曰く、水道管の老朽化もひどかったので水漏れしたのではないかとの話でした。2回とも検針の方からのお知らせで、最初は10万円ほど、2度目が26万円ほどでした」
ーさすがに水道料金は減免されたのでしょうか
「どちらも大家さんにお話して、自治体へ免除の申請しました。全額ではありませんが、前月比による料金を支払いましたが、おおよそいつもの倍くらいの料金でした。両方とも地中での破損で、全く音もせず、大量の水が漏れていたそうです」
ー2回目以降は何か対策は
「漏水以来、2週間に一度はメーターを確認したり、ボイラーもこまめに切ったり、災害に備えた準備をしています」
ーツイートが拡散しました
「私は築60年ほどの一軒家(賃貸)に住んでいたので、古い家と述べたのですが、新築戸建てやアパート、マンションでも、激しい揺れで水道管が破損することも考えられます。月1回でもいいのでチェックすることをお勧めしたいです。今回の地震とは直接関係ない地域の方も、明日は我が身と思って用心してほしいです」
水道メーターには、パイロットと呼ばれる部品があります。パイロットは水が流れている間だけ回転するため、水道を使っていない状態でパイロットが回っている場合は漏水の可能性があります。 水道メーターの左下にあることが多く、銀色の部品がパイロットです。加治さんは投稿した画像のパイロット部分に赤丸を付けて、「水を使っていないのにここがくるくる回っていたら要注意です」と呼び掛けています。
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加治さんは木の廃材で原寸大サイズの動物を作るアーティストとして活動しています。サイトでは「役目を終え死んでしまった廃材(もの)たちにもう一度生命(いのち)を吹き込む」とつづっています。インスタでも作品を公開中です。
サイトはこちら→https://seiyakaji.com/
インスタはこちら→https://www.instagram.com/19960308sk/?hl=ja