言いにくくて…思わず噛んじゃう!?市の名前ランキング…1位は鹿児島県にある「さつまあげ」発祥のまち

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市や町には読みにくかったり、言いにくかったりする名称がありますよね。そこで、情報通信の株式会社ウェイブダッシュが運営する地域応援サイト「生活ガイド.com」が、「思わず噛んじゃう市の名前ランキング」のトップ10を発表しました。

このランキングは、2021年12月13日〜2022年1月11日の期間に10代~80代の生活ガイド.comの男女会員199人に聞いたもので、おもに30代(30%)、40代(26%)、50代(16%)、20代(11%)、60代(9%)の人たちが投票しています。上位の市は以下の通りです。

【第1位:いちき串木野市(いちきくしきのし)/鹿児島県】

1位は、鹿児島県の「いちき串木野市(いちきくしきのし)」でした。2005年に「串木野市」と「市来町」が合併し、いちき串木野市となりました。「いちき」と「串木野」をバラバラに読むとさほど難しくないのに、合わせると急に難易度が上がる「いちき串木野市」。舌に力の入りやすい「イ」が母音になっているものが続くことが発音しづらい要因なのではないでしょうか。

「いちき串木野市」を選んだ人からは「8文字と長いうえに6文字が破裂音で言いづらい」(40代男性)、「繰り返していると何を言ってるのかわからなくなってきた」(60代男性)、「ダントツに言いにくいと思います!」(60代女性)など声が寄せられたそうです。

ちなみに、東シナ海に面し緑豊かないちき串木野市は、鹿児島県を代表する特産品「さつまあげ」の発祥の地と言われているそうです。また、小さなまちでありながら「焼酎蔵」を8蔵有し、遠洋マグロ漁が盛んだといいます。

また、温暖な気候を活かした「サワーポメロ・ポンカン」などのかんきつ栽培も盛んな、海・山の幸に恵まれたおいしいものがいっぱいな「食のまち」だそうです。

今回の結果についていちき串木野市の担当者は、「文字数の多い市名との認識はありましたが、今回の1位ももっと早く選ばれるべきだったのではないかと思います」とコメント。「県外へ電話した時に正確な取次は困難であり恐縮することも度々ありますが、PRイベントでは『いちき串木野』を3回噛まずに言うゲームを実施し、言いにくいことを利用してきました」「今回の結果を受け、これまでよりも多くの方が噛んでしまっても『いちき串木野市』と言ってくださることを期待します」と述べているそうです。

  ◇  ◇

【第2位:各務原市(かかみがはらし)/岐阜県】

「かか」までは言いやすいのに、後半の「みがはらし」で畳みかけるように難易度を上げてくる「各務原市(かかみがはらし)」。口を大きく開く「かか」、口を閉じる「み」、再度口を大きく開く「がはら」と口の動きが激しいのも、思わず噛ませてこようとする意気込みを感じられる気がするといいます。

【第3位:豊見城市(とみぐすくし)/沖縄県】

「豊見城市(とみぐすくし)」の一番の難関は「ぐすく」です。何度も繰り返し読み続けていくと「ぐ」が言いにくさを助長させるようないいお仕事をしてきます。気が付いたら「とみぐぐす」「とみぐすす」となり、最終的には「とみぐぐぐ」となっているかもしれません。

【第4位:志布志市(しぶしし)/鹿児島県】

4音中3音が「し」と、「し」のオンパレードの「志布志市(しぶしし)」。空気の抜けやすいサ行と、口をすぼめて空気を発射する「バ行」の組み合わせは、口の形が混乱しやすく、言い間違いを加速させてしまいます。ちなみに市役所の所在地は「志布志市志布志町志布志」と、さらに難易度が上がりそうです。

【同率第5位:諫早市(いさはやし)/長崎県】

そもそもの市名が実は難読とされる「諫早市(いさはやし)」。正しく頭で読めていたとしても、口は「いせはや」と発音してしまうかもしれません。口を横に開ける「イ」から口を大きく開ける「ア」の母音が続くので、口の大きさが中間の「エ」の音に引っ張られちゃいそうですね。

【同率第5位:羽咋市(はくいし)/石川県】

最初の一文字目が空気の抜ける「は」から入る「羽咋市(はくいし)」に、滑舌の悪い人の心は折れてしまうのではないでしょうか。続く文字も口をすぼめる「く」、口を横に広げて「い」、最後はまた空気が抜ける「し」と意外と難易度が高いといいます。そんな羽咋市はUFOの街。もしかしたら宇宙人も「羽咋市」を読むときに苦戦するのかもしれません。

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