みなさんは予約をキャンセルする際に気まずい思いをした経験はありませんか。20代~60代の男女544人を対象として「予約キャンセルの事情」の調査を実施したところ、「予約キャンセルをすると気まずいサービス」は、約4割の人が「旅行・ツアー」と回答しました。また、「予約キャンセルをする際に気まずくなるポイント」は、約6割の人が「迷惑をかけてしまっているかもしれない」と回答したそうです。
株式会社リザーブリンクが運営する、予約研究機関「予約ラボ」が2021年10月~11月の期間に行った調査です。同社では2015年に「予約キャンセルの事情」について調査を行っていましたが、新型コロナの感染拡大などによって世の中の状況が大きく変化したため、再調査を行ったそうです。その結果、全般的に予約をキャンセルすることを気まずいと感じる人が増加していることも分かりました。
はじめに「予約キャンセルをしやすいサービス」を比較したところ、1位が「飲食店(居酒屋・レストラン・個室)」(前回調査24.6%→今回調査26.7%)、次いで2位「病院・クリニック(歯科・内科・小児科・耳鼻科など)」(20.6%→23.9%)、3位「理容・美容室」(20.4%→21.9%)と、割合が高いサービスの順位は変わらず、それぞれのサービスの割合は微増となったそうです。
続いて「予約キャンセルをすると気まずいサービス」を比較すると、1位は「旅行、ツアー」(前回調査32.0%→今回調査41.0%)、次いで2位「宿泊施設」(27.6%→36.8%)、3位「病院クリニック」(20.4%→36.0%)と、割合が高いサービスの順位は変わりませんでしたが、それぞれのサービスの割合は大幅に増加となりました。
また、「予約キャンセルをする際に気まずくなるポイント」を比較すると、1位が「迷惑をかけてしまっているかもしれない」(前回調査30.6%→今回調査62.4%)、次いで2位「次回以降に予約しづらくなる」(40.2%→58.2%)、3位「キャンセル料を支払わなくてはならない」(41.4%→54.0%)と、それぞれ大幅に増加したそうです。
「予約キャンセルをした理由」を比較したところ、「仕事上の事情」(前回調査37.4%→今回調査52.8%)が1位となり、「家庭、家族の事情」(38.2%→46.5%)が2位となったそうです。
最後に「予約キャンセルを行った際の連絡手段」を比較したところ、1位が「電話(携帯電話、スマートフォン)での連絡」(前回調査30.8%→今回調査43.8%)、次いで2位「電話(宅内電話)での連絡」(54.0%→41.4%)、3位「メール(PC)での連絡」(16.6%→23.7%)、4位「メール(スマートフォン・携帯)での連絡」(4.2%→18.9%)、5位「ホームページから通知」(6.2%→16.0%)となりました。