男性7割・女性6割が「配偶者の収入について知らない」 1000人に聞いた「お金の管理に関する調査」

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みなさんは収入をはじめとするお金の情報を家族でどのくらい共有していますか。「セゾン自動車火災保険株式会社」が「夫婦間・家族間における、お金の管理」に関する調査を実施したところ、6割以上の人が生計を共にする配偶者や家族の収入を「知らない」と答えたそうです。2021年12月に全国の30代〜50代の男女1000名(男女500名ずつ)を対象として行われた調査です。

家計(家族の生活費・教育費・住宅費など)を「自分と共に配偶者、同居者も負担している」と答えた人は全体の42.3%でした。そこで、「あなたと配偶者・同居人は収入源や収入額を知っていますか」と聞いたところ、お互いの収入について「すべて知っている」と答えた人は全体の35.2%にとどまり、残る64.8%は「一部知らない・わからないことがある」または「お互いひとつも知らない」と回答しました。また、男女別に見ると、男性の71.1%、女性の58.5%が、「お互いの収入を把握していない」という結果になったそうです。

続いて「あなたは親(義父母含む)の経済状況をどれくらい把握していますか」と聞いたところ、「収入や支出の内訳を知らない人」は68.0%、「預貯金の残高を知らない人」は55.9%、「ローン残高や借入金の有無などを知らない人」は32.8%という結果に。この背景には、別々に暮らしているため家計の把握が難しかったり、親の資産状況について直接的な質問がしづらかったりなど、さまざまな事情や要因が考えられるといいます。

さらに、「あなたと配偶者・同居人はキャッシュカードの暗証番号をお互いに知っていますか」と聞いたところ、56.3%の人が「知らない、不明・わからない」と回答しました。

近年ではインターネットバンキングの普及が進み、銀行口座もスマホ一つで管理できるようになっています。そこで、「あなたと配偶者・同居人は銀行の利用に際しネットバンキングを利用しますか」と聞いたところ、「お互い利用している」が33.0%、「どちらかが利用している」が31.3%で、あわせると64.3%の人が「インターネットバンキングを利用している」と回答しました。その一方で、「あなたと配偶者・同居人はネットバンキングのログインIDやパスワードをお互いに知っていますか」という質問には、「お互いのIDやパスワードを知らない」と答えた人が70.7%に上り、「家族のキャッシュカードの暗証番号を把握していない」割合の56.3%を上回る結果になったそうです。

最後に「自分名義で加入している保険」について聞いたところ、「保険会社名や共済名を把握している」と答えた人が67.9%だったのに対し、「家族の名義で加入している保険会社・共済名を把握している」と答えた人は44.4%という結果に。さらに、「保険証券の保管場所を把握していますか」という質問に対しても、「自分名義の保険を把握している」と答えた人は41.9%なのに対して、「家族名義の保険を把握している」と答えた人は23.9%しかいなかったそうです。

   ◇   ◇

調査を行った同社では、「収入や銀行口座、保険の内容といったお金に関わる情報を夫婦や家族間で把握している人は半数に満たないことがわかりました。また、銀行口座や保険証券などに関しては、サービスのデジタル化によって管理自体は手軽になったものの、そのIDやパスワードは、家族間であっても情報を共有しづらく、個人での管理が進んでいる傾向にあることも見えてきました」と説明。「家族に万が一のことが起こった場合に備え、保険の加入状況や銀行口座のID・パスワードなどの重要な情報は、家族間で確実に共有しておくことをお勧めします」と述べています。

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