コロナが落ち着いたら「海外旅行で行きたい場所」オーストラリア、北欧など上位進出 旅行の目的にも小さな変化が

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世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、海外旅行がためらわれる状況が続いています。コロナ禍前の5年間(2015年~2019年)に海外旅行経験がある全国の20歳~79歳の男女に、コロナの影響が落ち着いてきたら「今後行きたい場所」を聞いたところ、「ハワイ」が過半数近くを占め最多となりました。また、オーストラリアや北欧、ニュージーランドといった、コロナ前には旅行先として順位が低かった場所が、行きたい場所として上位に入ったといいます。海外旅行に求める要素や目的にも少し変化が見られているようです。

CCCマーケティング総合研究所が2022年1月に行った調査で、1550名からの回答を得ました。

新型コロナウイルス感染症が流行する前の5年間(2015年~2019年)にプライベートの海外旅行で訪れた先は「台湾」(27.4%)、「ハワイ」(24.2%)、「韓国」(20.6%)の順でした。その一方で、今後行きたい場所は「ハワイ」(48.7%)、「台湾」(30.6%)、「イタリア」(29.2%)がトップ3となりました。また、「オーストラリア」(27.5%)や「フィンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマークなどの北欧」(24.8%)、「ニュージーランド」(18.5%)は、コロナ禍前の5年間の旅行先としては順位が低かったものの、「行きたい場所」としては上位に入りました。

「新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着いてきたら、海外旅行に行きたいと思っている時期」を尋ねたところ、全体では「2022年」(23.1%)、「2023年」(24.8%)、「2024年」(19.2%)、「2025年以降」(25.5%)と分かれる結果となり、見通しはさまざまであることがわかりました。早い時期に行きたいと考えている人は、性別では「男性」(31.6%)、年代では「50代」(29.4%)、「5年間の海外旅行回数が4回以上」(33.2%)の旅行頻度が高い人で、今年(2022年)行きたいと回答した割合が3割前後と比較的高めの結果となりました。

また、「自分は行きたいと思わない」が全体で7.4%となっており、年代では「30代」(10.1%)と「70代」(11.1%)、「5年間の海外旅行回数が1回」(11.3%)の旅行頻度が低い人でそれぞれ約1割が回答したそうです。

最後に、「海外旅行に求める要素や目的」を聞いたところ、「自然・風景・気候にふれるため」(52.9%)が最多という結果に。項目ごとにコロナ禍の前後を比較すると、「ゆったりとリラックスするため」(47.6%)が9.3ポイント、「日常のストレスから離れるため」(41.1%)が6.6ポイント上昇。また、「子どもにさまざまな経験をさせるため」(13.5%)も5.4ポイント増加していたそうです。

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