学校の椅子がSNS上で大きな注目を集めている。きっかけになったのはナスシティさん(@pass_i_on)の「こんな椅子に何時間も座ってた学生時代すごい」という投稿。
薄っぺらい木の板と鉄パイプでできた懐かしいあの椅子……。クッション効果など望みようもないあのデザインについてSNSユーザー達からは
「現役の学生です。無理です。毎日腰痛です。まじで無理。」
「理科室と技術室の椅子は背もたれなくて疲れた」
「これも痛いけど集会の時は体育館で体育座り1時間とかだからもっとキツい」
「この椅子を取り寄せて、家でも使っています ベッドは保健室用、食器とお盆は給食用のアルミ製 、部屋着は体育着 昭和、平成の学校が好きなのかも」
など数々のコメントが寄せられている。
ナスシティさんにお話をうかがってみた。
ーー学生時代、この椅子についてどう思っておられましたか?
ナスシティ:学生時代は本当に何も考えずに座ってました。若かったからか、おしりが痛いとか疲れるとか思ったこともないです。
ーー今回「学生時代すごい」と思われたきっかけをお聞かせください。
ナスシティ:仕事で似たような椅子を取り扱う機会があり、自分のデスクに戻って柔らかい椅子に座った時に「そういえばさっきの椅子に今座ったら硬くてしんどいじゃないかな」と思ったんです。
ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。
ナスシティ:リプライなどを見ていると、「たしかに今思うと硬そうな椅子に座ってたよなあ」みたいな共感の声や、現役の学生さんも同じように思ってる人もいるという意見などが寄せられていて、「同じ思いの人がこんなにいるのか。みんなのお尻に優しい世界になればいいな」と思いました。
◇ ◇
筆者は子供の頃、組立式のベッドを使っていたのだが、たびたびそこが抜けて難儀したものだ。そんなに貧しい家庭ではなかったのに、なぜあんなベッドを使い続けていたのか今でも不思議だ。読者のみなさんも昔を振り返って「よくあんなもの使っていたな」というものはないだろうか。
【ナスシティさん関連情報】
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