学生が「目指したい役職」1位は「部長」…でも2位は「主任・係長」 半数は「管理職になること」を希望せず

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入社3年以内に離職する若手が多いことや、管理職になりたがらない若手が増えているということが様々なメディアで取り上げられています。就職活動を控えている学生は、実際のところはどう思っているのでしょうか。

2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、仕事観に関する調査を行なったところ、目指したい役職1位は「部長」の一方で、2位は「主任・係長」でした。また、学生の半数は「管理職になること」を希望していないということが分かったそうです。

就職情報サイトを運営する学情が、サイト来訪者を対象に2021年12月行った就職活動に関するインターネットアンケートで、462人が回答。このほど結果が公表されました。

新卒で入社した企業で何年働きたいか聞いたところ、「定年まで働きたい」と回答した学生が38.3%と最多になりました。その一方で、新卒入社から3年以内に30%以上が離職する「3年3割」が社会的な課題となっていますが、「3年未満」と回答した学生は5.6%に留まりました。同社は「入社当初から、『3年未満』の勤務を希望する学生は少数なことが分かります」と述べています。

また、社会人として働くなかで、「管理職になりたい」と回答した学生は約半数の50.9%でした。半数の学生は「管理職になりたい」と考えているものの、半数の学生は「管理職になること」を希望していないようです。

社会人で目指したい役職を聞くと、「部長」が32.3%で最多。次いで、「主任・係長」26.6%、「課長」17.7%という結果に。学生からは、「責任のあるポジションにつきたい」「マネジメントに興味がある」といった声が寄せられた一方、「責任のある立場になると、プレッシャーも多そう」「プライベートと両立させて働きたい」といった声も寄せられたそうです。

社会人として働くなかで、チャンスがあれば挑戦してみたいことは「副業」が最多の60.0%という結果に。キャリアを企業に委ねるのではなく、柔軟な働き方や状況に合わせた選択ができるように、選択肢は複数持っておきたいという意向が伺えると調査会社は見ています。

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