飛蚊症と油断していると危険かも!? 体験漫画の「網膜剥離」注意喚起に感謝の声が続々

塩屋 薫 塩屋 薫

漫画家のきくまきさん(@kikumaki00)による自身の体験を描いた漫画『網膜剥離になった話』に、ツイッターで10万以上のいいねがつき、「眼科行こうかな」などの声が多数寄せられています。反響について、きくまきさんに話を聞きました。

以前から白い壁を見ると、ゴミのようなものが浮いて見えたというきくまきさん。最近、薄ぐもりの空を見上げると今までの比ではないくらいのゴミが浮いて見えたため、眼科へ行くと「網膜剥離」と診断されたのです。

正式な病名は初期段階の「網膜裂孔」。網膜に裂け目があるので放っておくとどんどん剥がれていき、失明になると医師に説明され、20分後にすぐ手術を受けることに。裂け目の周りをとめるためのレーザー手術は座ったまま、5分ほどで終了。

漫画では、手術でコンタクトレンズのようなものを使い、きくまきさんが緑の光を見ながら「全く痛くないです」と医師とやり取りする様子などが、分かりやすく描かれています。

最後に「目は大事!」と呼びかけたこの作品には
「貴重な体験漫画をありがとうございます。目のレーザー手術のイメージ湧かなかったんですが、こんな感じなんですね!!勉強になりました!!」
「これ見て眼科行ったらなんかやばそうなのが見つかりました。大きな病院いってきます!」
「きくまきさんの飛蚊症の実録漫画を読んで怖くなって病院へ行ったら網膜剥離の疑いありだった。下手したら入院らしい。きくまきさんが漫画を描いてくれなかったら病院へ行ってなかっただろうから失明してたかもしれない(略)」
など、実際に診察を受け、感謝する人も。

――たくさんのコメントが寄せられていますね。

様々な体験談を聞いて、同じ病名でも症状の始まり方や治療も違うんだなぁと思いました。この投稿を見て病院へ行き、同じ症状が発覚し手術をした方もいたようで、描いてよかったなぁと思いました!

――経緯が分かりやすく、読者への注意喚起にもなりそうですが、投稿した思いは?

軽い気持ちで病院に行ったら、すぐに手術をしなくてはならないような危ない症状だったので、こういった経験を少しでも伝えられればと思い描きました。

――術後1週間は(剥がれ防止で)走ってはいけないと言われていましたが、その後の症状は?

術後、先生に伝えられたように(裂け目自体はなくならないため)飛蚊症はそのままですが、目の状態は普通通りです。

――飛蚊症とは長い付き合いになるのですね。改めて読者にアドバイスがありましたら!

作品で「薄ぐもりの空を見上げたり白い壁を眺めていてもし黒いゴミのようなものが見えたら早めに眼科へ行ってみてください」と書いたように、目にちょっとでも異変を感じたら、病院に行ってみることをオススメします!

◇ ◇

小学生の頃からずっと漫画を描いているというきくまきさん。娘さんが生まれた5年前くらいから、ツイッターで育児エッセイ漫画を発信し、ポリシーは「楽しく描く!」。これまで『ノロウイルスで一家全滅した話』なども反響があり、6歳の娘さん&タレ目の猫さん&ゆかいな夫さんとの生活を描いた作品は単行本『娘が可愛すぎるんじゃ~!』『タレ目猫そむが可愛すぎるんじゃ~!』(KADOKAWA)でも楽しめます。

【きくまきさん関連情報】
■Twitter https://twitter.com/kikumaki00
■ブログ https://ameblo.jp/musu-kawa

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