日常生活で思わずあるあると共感したくなるWeb漫画を描き、フォロワー数は17万超えの人間まおさん(@ageomao)。ツイッターに投稿された4コマ作品『見ると不安になる物』には、「爆笑あるある」「おもしろ過ぎる」などの声が寄せられています。
そこに描かれていたのは、道端で発見した「片方だけ落ちた靴」や「折り畳み傘の袋」、ICカード乗車券で改札を通るときに「前の人の少ない残高」。そして、本当に閉まっているのか確かめたくなる「縦向きでロックがかかるトイレの鍵」の4つです。
道で見かけた「片方だけ落ちた靴」には、「幼児や子供用の靴ならまだわかる(略)問題は大人の男性用革靴が片方だけ落ちてるの見た時、あれはなんかコワイのよw」と不安要素を思い出す人も。
「縦向きでロックがかかるトイレの鍵」には、「縦向きロックのトイレのせいで、開けられて互いにすみませんをしたことある。他のトイレは全部横、たまたま入ったとこだけなぜか縦ロックふざけてる」など、実体験の声が続々。
ほかにもあるあるとして、「飲み薬がポツンと1片落ちてるのも気になります!落とした人、体調悪くなってないかな。。と」「私が一番不安になったのは両足揃えて川辺に放置された靴でした」とのコメントのほか、改札機「東日本は一駅分の残高がないと通れない。西日本は通れる」といった豆知識も寄せられました。
約4年前からウェブ漫画を描き、現在はブログに作品を毎日アップしているという、人間まおさんに話を聞きました。
――作品化するにあたり、日頃からネタをメモしたり、ストックしておくのでしょうか?
すぐ忘れてしまうので、何か発見があった時は、メモするようにしています。
――たくさんの共感の声が寄せられていますね。
子供の靴が落ちていると不吉なことを予想してしまうのですが、抱っこしてる時に脱げるというコメントが意外と多くあり、安心しました!
――これまでも日常のあるあるネタで、反響はありましたか?
ブログでもSNSでもかなり反響があったのは、『境界線はみ出てくるやつ』ですね(電車で隣の人の肘がすごく出ている、向かいの席の人の足がすごく伸びているなど)。
――たしかに「めっちゃわかる」の声が続出していますね。ご自身や読者のリアルな実体験の作品が多い?
そうですね。心がけているのは、自分のネタ話は誰かを傷つけてしまうことがないように描くこと。投稿エピソードは、投稿者さんの身バレをしないように、脚色するようにしています。
――ブログに看護師を辞めて、夢だった漫画家になる話もありましたが。
これも実体験です。『ヤングマガジン』(講談社)で連載していた手術室看護師の漫画『オペ看』も実体験をベースに描いた作品ですよ。現在も週1〜2でパート看護師をしながら、漫画を描いています。
――ちなみに、人間まおさんというお名前も気になります!
最初に連載させてもらったのがパチンコの漫画サイトで、その時にすごい適当にペンネームをつけました。人間だから、人間でいいじゃん!みたいに。もっと可愛いのにそのうち変えようと思ったら、いきなりフォロワーが増えて変えるタイミングを失い、今に至ります。
――今後描いてみたい作品、ジャンルはありますか?
レポ漫画を描きたいですね。定番なのからなんだそれ!っていうのまで、色んな経験をしてみんなに発信していきたいです。これやってほしいとかリクエストあればうれしいですし、レポ漫画のお仕事を募集中です!
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これまでの体験を活かした作品はもちろん、今後も人間まおさんならではの日常を切り取った新作が楽しみです。
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