「雪解け水が創り出す反転世界が美しかった」という文言ともにTwitterに投稿された写真が大注目されました。雪解け水にくっきりと映る、透きとおるような青空…清らかな反転世界が多くの人の心を打ち、魅了しました。
その美しさに「これは、ものすごく綺麗ですね 奇跡のような瞬間です」「吸い込まれるように見入ってしまった キレイ」という声が寄せられた他、世界中の人たちからも様々な言語で反響の声が届いています。
この写真を投稿したShota(@shnimohus)さんは21歳の京都の大学生で、趣味で撮影した写真作品をSNSに投稿しています。今回話題になった写真についてお聞きしました。
――さしつかえなければ撮影した場所や機材を教えてください。
場所は京都府綾部市になります、iPhoneの超広角で撮影しています。
――どうやったらこんな見事なリフレクション写真が撮れるのでしょうか。
iPhoneをギリギリまで水面に近づけることが、大事なのではないかと思います。苦労した点では、水溜りも綺麗に反射するものとしないものがあり、それは水溜りの深さであったりもするのでそれを探すのに苦労しました。
――撮影時の寒さにも苦労されたのでは…。
たしかに寒かったです(笑)。しかし、自分は撮影すると夢中になっちゃうのでその瞬間はあまり寒いとは感じませんでした。どちら側から撮れば良いのかなどを考えたり、先述したように綺麗に風景が映っている水溜りを探すのが大変でした。
――新海誠監督の作品「君の名は。」「天気の子」を思い出したという声もありました。また海外からもたくさんのコメントが届いています。
自分は新海誠監督の映像美を初めてみた際に、こんな世界があるなら表現してみたい、と感じました。さらに、実際にTwitterでは写真をアニメのように表現される方もいらっしゃって、その方々の影響を受けて自分も表現してみたいと考えて、行き着いたのが今回のような写真になります。
そのため、まるで新海誠監督のような雰囲気を感じると言っていただけたことはすごく光栄です。また、写真を見て「癒された」「新年早々良いものが見れました」などと言ってくださり、本当に嬉しく思います。海外への影響につきましても、一枚の写真を通じ、言語の壁を越えて沢山の方々と繋がりが生まれていることを、凄く嬉しく思います。
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何かを見て美しい、と感じる心には言葉は必要ないのかもしれませんね。さらにShotaさんは「今後も自分は反転世界を追いかけていきたいと考えています。もちろん、雪景色や春ならでは風景などを写した写真も、撮りたいとは考えています。が、Shotaのアカウントを見に行けば非日常的な反転世界が見れる、そう思ってもらえるようになりたいな、と思っています」と、今後の意気込みを語ってくれました。ますます深化した世界観を遠からず見せてくれそうですね。