東京スカイツリーと東京タワーが完全に重なる奇跡の写真 撮影者も思わず「手が震えた」

黒川 裕生 黒川 裕生

 スカイツリーと東京タワーが完全に重なる場所で
 東京スカイタワーとなりました

そんなコメントと共に、東京スカイツリー(墨田区)と東京タワー(港区)とがまるで1本のタワーのようにも見える驚きの写真がTwitterに投稿された。ありそうでなかった構図と、目を疑うほどの美しさにTwitter界隈は騒然。撮影したYoshiyuki Haradaさん(@yohar1114)は、普段はシステム開発のエンジニアとして働き、“週末フォトグラファー”として活動しているという。撮影時のエピソードなどを教えてもらった。

――東京スカイツリーと東京タワーが完全に重なる場所、驚きました。以前からこういう写真を撮ろうと狙っていたのでしょうか?

「東京タワーと東京スカイツリーが一直線に並んで重なっている写真は見たことがなかったので、実際に重なったらどんな景色を見せてくれるのだろう?というふとした疑問が着想のきっかけでした」

「『見たことがない』イコール『見られる場所がない』か、『まだ発見されていない』ということです。もしも見ることができたらすごいなと思い、撮影テーマのひとつとして考えていました」

――この撮影ポイントを見つけるまでのご苦労や、実際に思い通りの写真を撮れたときの気持ちなど、作品が生まれるまでのエピソードを教えてください。

「重なって見える場所を見つけるのが一番大変でした。見えるはずの場所はたくさんあるのですが、実際に行ってみないと見えるかどうかはわかりません。候補地を見つけて行ってみると、建物の影で何も見えなかったり、見えるけど重ならなかったりということが何度もありました」

「実際の撮影では、大気の揺らぎで鮮明に写らなかったり、夜間の撮影なのでブレたりと苦労しました。まだ見たことのない写真を収められたときは手が震えました」

――ご自身の中で、この写真で表現しようと思ったテーマなどはありますか? また大きな反響についてはどのように感じていらっしゃいますか?

「普段生活している街の片隅に気づかれていない景色が隠れています。そんな景色を見つけ出して世の中に伝えたいと思っています」

「ここまでの反響をいただけるとは思ってもいなかったので、素直に嬉しいです」

――差し支えなければ、使ったカメラの機種やレンズは……。

「SONY α7RIV、FE100-400mmGM + 2xTeleconverterで撮影しています」

ちょっとカメラ屋さんに行ってきます。

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