行列ができる海辺の絶景カフェ 意外な場所でリゾート気分が味わえると話題に

いなだ みほ いなだ みほ

リゾート地さながらの写真が撮れる…と、赤穂義士、温泉、塩でも有名な兵庫県赤穂市に誕生した新スポットが話題に。11月にオープンした「壱枚乃絵(イチマイノエ)海辺のテラスカフェ」です。

場所は、瀬戸内海国立公園内の海水浴場でもある丸山県民サンビーチ内。全面ガラス張りの店内からも、オープンエアの開放的雰囲気のテラス席からも、瀬戸内海の穏やかな海が一望できます。テラス席の海側では、まるでお店と海がつながっているかのような気分に浸ることができる感動の設計に。

そんなお店がSNSを通じて広がり、オープン当初は神戸、大阪など遠方からのお客様が多かったそうですが、最近は地元のお客様も増えてきているそうで、週末は行列ができるほど人気となっています。

インスタグラムを見てパンケーキなどを目当てに訪れた20代女子もいれば、「こんな辺鄙なとこにどんなお店があるの? とちょっと不審に思ってたら、到着したら、めっちゃ絶景でテンションが上がった!」と奥様とドライブがてら訪れた60代男性や、「本店のコーヒーが好きでよく行ってて、こちらにも足を運んで見ました」という70代夫妻と、幅広い客層になっています。

もともと松尾さんの義父母が赤穂にオープンし、龍野へと移転し、クラシックな喫茶店として人気を集めていた「壱枚乃絵」。松尾さんは、今回の店をオープンした経緯について、「龍野の本店が山の中にあるので、2号店は海沿いにできればと思っていました。2年前に購入したのですが、国立公園内にあるので手続きなどに時間がかかってしまいました」と話します。

創業40年を迎える本店「壱枚乃絵」と同様に、看板メニューのコーヒーは自家焙煎の豆を使用。オーダーが通ってから豆を挽き、水にもこだわって1杯ずつ丁寧にハンドドリップしてくれる極上のコーヒーは、それだけを楽しみに訪れるお客様もいるほど。

またスイーツも写真映えし、なめらかと程よい弾力の「壱枚乃絵自家製プリン」(750円)や、タマゴをふんだんに使用し、赤穂の塩を隠し味にしのばせたスフレのようなパンケーキ「ハニー」(1000円)などが楽しめます。

店名は「義理の父母が絵を描くことが好きで、店内に絵を飾っていたことからこの店名になったんです」と松尾さん。ここから見る景色もまるで絵のような美しい光景となっています。場所は、JR播州赤穂駅から車で約10分。

「壱枚乃絵 海辺のテラスカフェ」
2021年11月1日(月)オープン
住所:兵庫県赤穂市尾崎字丸山2300-3
営業時間:9:00~17:00 水曜休み(12/31正午〜1/4休)
電話番号:0791-56-6028
■公式サイト http://www.fiac.co.jp/seaichimai/index.html

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