クリスマスに読みたい感動の絵本 イラストレーターと青年ピアニストが癒しのコラボ

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「出会いは奇跡」(歌:hinacoさん)という人生の原点を思い出させる素敵な楽曲にのせてクリスマス目前に現れたのは ”癒しのイラストとピアノのコラボ作品 ”だ。

「コロナや災害等の影響で、辛い状況を過ごしている方々や、不安でいっぱいの方も多くいらっしゃると思います。そんな中、少しでもほっこり心に希望の光が灯るように、歌のエールを送りたいと思います。是非、大切な人へシェアしてください。皆様の温かな思いが繋がって、地球いっぱい笑顔の花が咲きますように」

こう語ったのは、2018年~2019年度に文部科学省外国語教材 We Can!の一部にイラストが採用された福岡出身のイラストレーターねもとまこさんである。そこに現れたのは若い青年のピアニストである栃木県出身の大野紘平さん。この2人が出会ったのは2019年のこと。ただし、まだ対面では会ったことがない。ねもとさんのイラストがきっかけで、大野さんとつながりピアニスト生誕物語「こうへいファミリーコンチェルト」という絵本が生まれた。1枚のイラストをきっかけに遠距離同士がつながり、絵本を完成させた。

今回制作されたコンテンツは1人でも多くの方に心温まるクリスマスプレゼントとして、癒しのイラストとピアノの音色を送るため、2人は11月から制作に取り組んだという。

大野さんは9歳の時に「一生誕生日プレゼントは要らないからピアノを買って」と母親にねだってから凄まじい努力を重ねてあらゆる賞を取った強者だ。須藤梨菜氏、川上昌裕氏に師事。ショパン国際ピアノコンクール in ASIAで全国大会出場を果たしたり、ヨーロッパ国際ピアノコンクール in Japan 高校生の部で全国大会金賞を1位受賞したりと、早くから実績を重ねてきた。

その後も数々の賞を受賞し、一方で真岡市民合唱団にてピアニストを歴任したり、中国で開催されたリサイタルが好評を博して多くのメディアで取り上げられたり、ミス・ユニバースの各大会において演奏を担当したりと、さまざまなステージで活躍。伴奏や即興を得意とし、数多くのミュージシャンとも共演している。

近年はYouTubeチャンネルを開設し、幅広い演奏動画の公開や24時間にわたるライブ配信、コラボなど、新たな方面からも注目を集めている。今年6月には自身初となるCD「KOHEMARU FIRST ALBUM」をリリース。今後のさらなる活躍が期待される実力派ピアニストだ。

大野紘平 こへまる」チャンネル  https://www.youtube.com/channel/UCOD2_NtqePJlWGtG4yATPLA

現在、絶版となっているねもとまこのイラスト集「こころのビタミンはーとっと」は抽選で10名様へプレゼントします。詳細はこちらまで

癒しのイラストとピアノのコラボ作品を完成させた2人に聞いてみました。

--イラストを描くようになったきっかけを教えていただけますか?

ねもとさん「私は福岡県の宗像市で生まれ育ち幼少の頃から絵を描くことが好きで、一人の時間を大切にしていました。10代後半から人生について深く考えるようになり、多くの前向きな言葉に勇気づけられました。そんなメッセージと絵を組み合わせて描きはじめたのが「はーとっと~HeartがホッとするHotな仲間たち~」と題した作品たちで自分を励ますように描き続けていました。ある時から思い切って地元で展覧会を始めました。

微笑みをうかべながら作品をご覧になる方々、中には涙を流している方もいらっしゃって私自身、魂が震えるような感動を覚えました。

そして少しづつ自分の力を信じてみようと思う事ができました。その中で、ある出版社の社長が「こころのビタミンはーとっと」作品集を出版してくださり、紀伊国屋書店福岡本店で絵本売上ナンバー1になりました。

その後、とてもお世話になった方を通して現在のマネージャー岩根央と出会い、人生の新たなチャレンジをするべく思い切って2018年に上京し、それから小学校外国語教科書の一部にイラストが採用され、活動を拡げていきたいと創作に励んでいます。

イラストを見て思わずほっこりなれる、そしてあの日の私と同じように(そして現在も)くじけそうになった時に心によりそい、そっと背中を押してくれるような笑顔と勇気と癒しを届けられる作品を創りつづけたいと思っています」

--ピアニストになったきっかけをお聞かせください

「11歳、年の離れた兄がピアノを習っていた影響で、母のお腹の中にいる時からピアノの音を聴いて育ってきました。幼少期からピアノに興味を持つようになりテレビで流れてくる音楽を耳コピしたり、頭の中に浮かんでくるメロディーを即興で演奏したりとピアノを弾くことが楽しくて仕方ありませんでした。

そして高校2年生の春、とある音楽関係者の方に自分の演奏を披露する場を与えて頂きました。演奏後のお客様の涙や暖かい笑顔を忘れる事が出来ず、一生こんな風に自分の想いや言葉には表すことの出来ない感情を音に乗せて沢山の人に届けていくことが出来たらどれだけ幸せなんだろう。と考えるようなり、ピアニストになる覚悟を決めました。

『日々是鍛錬、初心を忘れず邁進していく』これが私のモットーです」

◇ ◇

この曲を作ったのはYouTube上で保護猫が主人公の短編ムービー「捨て猫しなもん」を制作した絵本作家でもあるアーティストプロデューサー岩根央さんだ。ねもとさんのマネージャーでもある岩根さんが大野さんとコラボさせたという展開だ。また、歌入れを行ったのは2010年に放映されたドラマ「Mother」(日本テレビ系)の主題歌「泣き顔スマイル」を歌ったhinacoさんだ。また、この「出会いは奇跡」の作詞は、ねもとさんが行った。

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