51歳で童話作家に転身 自費出版物が重版→出版社から続編オファー 「しあわせのかくれんぼ」作者に聞いた

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ぽたぽた星が大爆発し、地球に落下してきた「ぽぽ」。仲良しだった「たた」と離れ離れになってしまい、泣きじゃくっていた「ぽぽ」が地球で出会った天使に勇気が出る言葉をもらいながら、旅をする。そして「ぽぽ」は少しずつ元気を取り戻していく。

そんな“異星人”の「ぽぽ」が主人公の童話「しあわせのかくれんぼ」が2年前に出版された。心に優しい絵本として、読者からは「あたたかく包まれているような安心感と未来を信じる気持ちがひたひたと自分の心に満ちて、不安感がすーっと無くなって行きます」と高評価を受けた。

また、小さい子どもの読み聞かせ用に購入したママからは「本の中に登場する暖かい言葉が響いたようでこの本を読聞かせる事で優しい気持ちをもった子供に育ってくれる事が期待できると思いました。1番下の子はまだ内容を理解できませんが色使いが綺麗でとてもかわいいイラストを指差して沢山お話ししていました。英語訳が付いているので子供には日本語、英語、両方で読聞かせる事ができて大変お得だと思います」というレビューが届いた。

「しあわせのかくれんぼ」は自費出版ながら、重版された。さらに、筆者の岩根央さんは脱サラし、事業を立ち上げた。その後WEB系のシステム開発を行い、51歳にして童話作家&作曲を生業にしているというから、さらに驚きだ。そして、このたび出版社から「しあわせのかくれんぼ」の続編執筆を依頼され、11月12日「ゼルノシア王国の謎~エピソード1 ゼファーの襲来~(しあわせのかくれんぼ2)」が出版されることになった。岩根さんに童話作家になろうとしたきっかけや「しあわせのかくれんぼ」続編の内容について聞いた。

--51歳にして童話作家に転身したきっかけを教えてください。

「小さい時から、好奇心旺盛・探究心旺盛・考える前に動く、この3つは私そのものでした。また、何にも縛られなかったことと空想好きだったことが人生の原点になり絵本作家になるきっかけにもなったと思います。そして企画や営業活動が好きになれたことも大きかったと思います。自身の座右の銘ですが、
・奇跡は突然起きるものではなく自ら作るもの
・夢をまず目標に変えてみること
・出来ると信じること
・まずは何かを作り出すこと
これらはかなり大事な事と感じております」

--ゼルノシア王国の謎はどのように生まれたのでしょうか。

「人生には度々、理不尽な出来事に遭遇し紆余曲折します。私自身、いばらの道を数多く歩んできました。しかしこの世に生まれた以上、誰一人その世界から、はじき飛ばされることなどありません。そういう人生に迷った時のヒントになればという気持ちで作りました。また物語の中でイラストレーターの『ねもとまこ』が描いた優しいイラストと一緒に心で感じてもらいたいという想いで今回の作品が生まれました」

--お話の内容を少し教えてくれますか。

「たたと離ればなれになったぽぽが、たたを探すために辛い状況に悲しみ、くじけそうになりながらも前を向いて突き進んでいきます。可能性を信じ続ける大事さが語られた寓話絵本人なっています。この絵本は英語表記もしており北海道教育大学旭川校の英語教育選考教授である石塚博規教授とRonald Kibler先生が担当しました。英語も学べる少年期位から大人の方にぜひお勧めの寓話絵本となっていますが、小さなお子さまも楽しめる内容となっています。是非、親子でもお楽しみいただき可能性を信じ続ける大事さを感じ取って下さい。前作の作品同様、行き詰った時に背中を押してくれるメッセージ性があり自己肯定感を高め笑顔と勇気と癒しを届けることができたら思います」

ゼルノシア王国の謎のオフィシャルサイト https://zernosia.com/

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