ハイブリッドな名古屋メシ「台湾カレーラーメン」に注目! 和風カレーと台湾ミンチの融合が絶妙

ラーメン刑事(デカ)取調メモ

小川 泰平 小川 泰平

 元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は年間500杯以上も平らげるラーメン通で、「ラーメン刑事」のYouTubeも配信している。小川氏がお勧めのラーメン店を紹介する。

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 今年6月28日に新規オープンした店舗「つるりん」は名古屋の繁華街の1つ、栄にあり、通称「女子大」に位置する。実は、読者の方からのタレ込みがあり、この店を知った。タレ込みの内容は、「おいしい台湾カレーラーメンがあります。ぜひ『ラーメン刑事』でうまさの秘密を解き明かしてもらいたい」であった。

 実は、今回3度目の来店で、2度目の訪問時に取材の約束を取り付けた。「台湾カレーラーメン」(税込1100円)をいただく。店長は前田憲一さん、46歳。「ピリ辛」と店長は言うが私にとっては「ちょい辛」でちょうどよい。

 麺の上に、白ネギ、ニラ、台湾ミンチが鎮座する。麺は、中細ちぢれの玉子麺。名古屋の製麺所「東生食品」の特製オリジナル麺。何種類もの麺を試し、この麺が完成した。スープの絡み具合がちょうど良い。麺の量は、ちょい多めの150グラムもありがたい。

 カレーは、数種類のスパイスと和風のお出汁(だし)を加え、優しい味に仕上げている。台湾ミンチは、もちろん、当店の自家製で、豚ミンチに、コチュジャン、甜麺醤(テンメンジャン)、豆板醤(トウバンジャン)にニンニク、特製醤油等を加えて味付けをしている。

 「これ以上は企業秘密です」と前田店長。優しい和風の味が生きているカレーにパンチの効いた台湾ミンチが加わり、刺激的な味になっている。一口目で「うまい」と唸ってしまった。絶妙な味である。

 「ラーメン刑事」でも、カレーラーメンは初めてである。マル秘のお勧めが一つ。ぜひ、カレーのルーを少し残して(台湾ミンチも)、リゾットセット(300円)を注文してみてください。ご飯の上のチーズをバーナーであぶって、焦がして、リゾットが登場します。私は、台湾ミンチを少し残し、ライス(150円)を注文し、勝手にリゾット風にして食べました。いや実にうまい!超満足!

 緊急事態宣言中は、時短営業でしたが、現在は昼前から翌朝まで19時間営業で頑張っています。

 【取調メモ】
店 名・「つるりん」
住 所・名古屋市中区栄4丁目8-31 四丁目ビル1階
最寄駅・地下鉄「栄駅」から徒歩9分 「矢場町」から徒歩7分程度
営業時間・午前11時-翌朝6時
定休日・なし
電話・052-263-0188
スープ・和風カレー味
麺・中細ちぢれの玉子麺
【YouTube「ラーメン刑事」チャンネル】
https://youtube.com/channel/UCMRGHBVMiw-YE-qaNW5tHgA

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